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 埼玉県蓮田市の山口博史市議(58)が、副議長を務める蓮田白岡衛生組合(蓮田、白岡両市で構成)が運営する蓮田白岡環境センターの職員に土下座を強要していたことが分かった。山口氏は27日、事実を認めて副議長の辞職願を出した。市議は続けるという。

 27日に開かれた同組合の定例議会で、組合管理者の中野和信蓮田市長らが経緯を説明した。昨年12月、センターを訪れた山口氏が職員を土下座させ、ごみ袋を押しつけて「処分しろ」と言ったという。山口氏は事前に電話でごみ処理の相談をした際に、「職員の対応が悪い」と腹を立てたという。

 山口氏はすでに職員や中野市長らに謝罪し、持ち込んだごみの手数料150円は支払った。朝日新聞の取材に対し、「土下座させたことは事実」と認め、過去に別の職員にも土下座させたことを明らかにした。(春山陽一)