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理研 STAP問題で小保方氏を刑事告訴せず
3月20日 13時48分

STAP細胞の問題で、理化学研究所は、論文にねつ造や改ざんなどの不正があった小保方晴子元研究員について、刑事告訴しないことを決めました。理化学研究所は今後、追加の調査を行わない方針で、不正の詳しい実態が解明されないまま、STAP細胞の問題の真相究明は事実上終結します。
STAP細胞の問題で、理化学研究所は、論文にねつ造や改ざんなどの不正があったと認定したうえで、STAP細胞とされたものは、実際には別の万能細胞のES細胞だったと結論づけています。
このため理化学研究所は、退職した小保方元研究員について「懲戒解雇」に相当するとしたうえで、刑事告訴するかどうかを検討してきました。
その結果、犯罪の疑いがあるかどうかを判断する証拠を集めるのは難しいなどとして、「現時点では、刑事告訴することは極めて困難と判断した」ということです。
一方、不正があった論文を投稿するのにかかった費用については、小保方氏に返還を求めるということです。
理化学研究所は今後、追加の調査は行わない方針で、不正の詳しい実態が解明されないまま、STAP細胞の問題の真相究明は事実上終結します。

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