2015年3月17日21時14分
産経新聞社は17日、ニュースサイト「産経ニュース」に掲載した記事が、「盗用と指摘されても仕方のない不適切な引用により作成された」として、執筆した東京運動部記者を減給処分とした。管理、編集責任を負う小林毅・執行役員東京編集局長ら3人を譴責(けんせき)処分とした。3人のうち、小林編集局長以外の2人の役職は公表していない。
「不適切な引用」があったと判断したのは、1月27日に配信された記事「【スポーツ異聞】『真央ママ死亡』に泣いた心優しいソチ五輪メダリスト『コストナー』に降りかかった“ドーピング幇助(ほうじょ)疑惑”」。同社広報部によると、記事中で、イタリアのスポーツサイトが報じたとして紹介した部分は、実際には、このサイトの内容を日本語訳した個人のブログから記者が利用していた。しかし、利用元がブログであることを明示せず、ブログの筆者の許可も得ていなかったという。今月5日、筆者から「翻訳盗用にあたる」と指摘を受け、同社は同日記事を削除した。
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