1975年具志川市(現うるま市)生まれ。琉球大学でマスコミ学、沖縄戦後史、社会福祉学などを学ぶ。卒業後、2002年から沖縄の出版社ボー ダーインクで編集者として勤務。最近の趣味は楽器演奏と読書会。
金武の子供たちは(元・子供たちも)、金武文化堂のことを「きんぶん」と呼ぶ。中北部のなかでも、基地の街のイメージがとりわけ強い金武町。キャンプ・ハンセンや訓練場などが町面積の約6割を占めているが、基地周辺にある繁華街を外れれば、水量の豊かなカー(井泉<せいせん>)とその恩恵を受けた水田が広がっていて、鍾乳洞もあり、自然の美しさのほうが印象に残る。
そういえば、沖縄唯一の「有線電話」という町内だけで使える電話もある。各家庭に4ケタの番号が割り振られており、電話帳まであって、ご近所の用事はそれで済ませることができる。正確には「有線放送電話」と言うらしく、名前のとおり電話のスピーカーからは町内放送がのんびりした様子で流れてくる(ちなみに月額700円で通話し放題だとか)。
「きんぶん」には、放課後になると子供たちがコミックスや駄菓子を買いにくる。何も買わないときもあるし、雨が降っていれば雨宿りにやってくる。入り口の有線電話でおばあちゃんに電話をかけ、店内でお菓子を食べながら迎えを待つ。学校には持って行けないからと、登校のときにお金を預けていき、下校時に受け取ってお菓子を買って帰る子もいる。
本屋には、いつも店員さんがいる。迎えのおばあちゃんも安心して孫を待たせているだろうし、お金を預ける子供たちも、きっとそうだ。子供たちが、お金があっても無くても立ち寄って長居できる場所は、図書館やか本屋ぐらいかもしれない。
金武文化堂の新嶋正規店長は、店のこれからについて構想を変えた。大人向けに限ったカフェというだけではなく、子どもも楽しめ、そのことで大人も楽しくなるような店を目指すことにしたという。
「そもそも、食っていくためなら、もっと楽な商売がある。だけど、子供を大切にしないと意味がない。そのことに気づきました」
わたしは少し驚いた。本屋を続けていて、それが結果的に子供たちを見守ることになった。
そういうことはあるのかもしれないが、見守ることそのものが本屋をやる目的とは。
だから店を続けていくために何かをしないといけない。地元密着で泥臭く。
「結局、元に戻ったんです。また試行錯誤しないといけない」と新嶋さんは笑った。
沖縄タイムス+プラス編集部
大城 早貴
(3月11日 23:59)
デマがばれてもあの手この手、所詮言わされている人たちこそどこかから金が出ているんじゃ…
夏雲 (3月8日 19:17)
ネットで沖縄の行動を叩いている人のなかでどれくらいの人が現地に足を運んだことがあるの…
やいま岸 (3月2日 09:36)
『自立する沖縄』 基地が全てなくなったら夢叶う,50年後は 世界一観光の島、沖縄になっ…
當山 (2月27日 13:49)
toramama (2月24日 15:04)
船が苦手なので一番行きづらい。 だからこそ行ってみたい気持ちが募ります。
やいま岸 (2月16日 09:16)
あっちもこっち行きたいのに、ひとつしか選べないなんて(*_*) まずは近場の座間味島・渡…
ひとりごと (2月14日 18:02)
琉球文化圏とも少し違った絶海の孤島。 一度大東島とその海を体験してみたい。
しまキリン (2月14日 17:18)
なんで一つしか選べないの? 全部行ったよ〜☆ また行きたい島は、新城島・鳩間島・大神…
ともえザウルス (2月14日 13:56)
関西空港にある紅虎餃子房で食べたことがありますが、美味しかったのですよ。ライカムにオ…
いなえきみよ (2月6日 19:23)
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