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准教授「殺してと言われた」大学院生殺害
先週、福井大学の准教授の男が教え子の女性を殺害したとして逮捕された事件で、容疑者の不自然な行動が逮捕のきっかけとなっていたことがわかってきた。捜査本部が置かれている福井・勝山警察署から最新情報を藤田大介アナウンサーが伝える。
16日午前から福井大学大学院准教授・前園泰徳容疑者(42)の自宅の家宅捜索が行われ、午後2時半前に終了、自宅からはパソコンや段ボール箱、プラスチックケースなどが運び出された。
この事件は、前園容疑者が12日、勝山市内に止めた車の中で、教え子で東邦大学大学院生・菅原みわさん(25)の首を絞めて殺害したとして逮捕されたもの。その後の警察の調べで、前園容疑者は「知人の女性が事故を起こし自宅から徒歩で助けに行った」と話したものの、雪が積もっていたにも関わらずサンダルを履いていたなど不自然な点が多かったことが事件の発覚につながったという。
新たに動機について捜査関係者によると、前園容疑者は「菅原さんは死にたがっていた」「薬を飲んで苦しがっていたので助けた」「殺してと言われた」と供述していることが16日、新たにわかった。
菅原さんは去年10月、体調不良を理由に千葉県にある東邦大学を休学し、福井に移住していた。警察では事件の背景に恋愛関係のもつれがあったとみて動機などを慎重に調べている。
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