[PR]

 JR東日本の「上野東京ライン」が14日、開業する。いまは上野駅止まりの宇都宮線、高崎線、常磐線の3線の電車の一部が、東京駅に直接乗り入れる。品川や横浜方面にも乗り換えなしで行けるうえ、全国最悪とされる上野―御徒町(おかちまち)駅間の混雑緩和が期待される。

 上野東京ラインは、3線のうち、上野―東京駅間に新設した東北縦貫線(約3・8キロ)を通る電車の愛称。平日は、宇都宮線が上下線で計112本、高崎線が計111本で、両方とも全運行本数の約68%。ともに東海道線と相互直通運転し、静岡の沼津や熱海まで走る。

 常磐線では、上下線で全体の約23%にあたる計77本が該当。すべて品川駅発着となる。常磐線特急は、14日に「スーパーひたち」から改名する「ひたち」が計28本、「フレッシュひたち」から変わる「ときわ」は16本が運行する。