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「rOtring800+」の使い心地:紙でもタブレットでもすいすいペンは進む〜イラストレーター・長場雄

バウハウス由来の伝統をデジタル時代にアップグレード。紙でもタブレットでも思うがままの線を自由自在。rOtring(ロットリング)の最新ハイブリッドペンシル、その描き心地やいかに?

 
 
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PHOTOGRAPHS BY HIROTAKA HASHIMOTO
TEXT BY WIRED.jp_W

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    1/8「学生時代に使ってたrOtring。久しぶりに使ってみたらやっぱりいいです。ぼくはいつも紙にエンピツですが、タブレットでも結構いい線が描けました」──。スタイラスとしてタブレットに描いた「1$紙幣」。

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    2/8メカニカルペンシルで描いた「1$紙幣」。

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    3/8スタイラスとして使用。

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    4/8メカニカルペンシルとして使用。

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    5/8スタイラスとして使用したときの仕上がり。

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    6/8メカニカルペンシルとして使用したときの仕上がり。

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    7/8スタイラスとして使用したときの仕上がり。

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    8/8メカニカルペンシルとして使用したときの仕上がり。

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「学生時代に使ってたrOtring。久しぶりに使ってみたらやっぱりいいです。ぼくはいつも紙にエンピツですが、タブレットでも結構いい線が描けました」──。スタイラスとしてタブレットに描いた「1$紙幣」。

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メカニカルペンシルで描いた「1$紙幣」。

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スタイラスとして使用。

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メカニカルペンシルとして使用。

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スタイラスとして使用したときの仕上がり。

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メカニカルペンシルとして使用したときの仕上がり。

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スタイラスとして使用したときの仕上がり。

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メカニカルペンシルとして使用したときの仕上がり。

進化して戻ってきた「名品」

「rOtringの製図ペン。懐かしいですね。実は、美大に通っていたころに使っていたんです。『これを使え』って学生全員買わされたんですよ(笑)。仕事では鉛筆をずっと使っていたんですが、改めて手にしてみるとやっぱりいいです。持ちやすさ、重み、線の安定感。また使おうかな、という気になりました」

そう語るのは、洒脱な線画が、雑誌や広告などで人気のイラストレーター・長場雄だ。

1928年にバウハウスの影響下にあったドイツで誕生し「芸術と産業の融合」を高らかに謳いながら、美術・建築におけるモダニズムを下支えした「名品」は、その伝統に違わぬ威力を「紙」の上において、いまも誇っている。

しかし、時代は変わり、イラストレーターの主戦場は、必ずしも「紙」ではなくなった。タブレットを用いて、いつでも、どこでもスケッチを、なんて需要も出てきた。「絵を描くこと」にまつわる、そうした生態の変化に合わせて、rOtring(ロットリング)が世に放ったのが、スタイラスとメカニカルペンシルが一体化したハイブリッドペン「rOtring 800+」だ。

「最初はちゃんといい線が描けるか、ちょっと不安だったんです。でも、かなりいい線いきましたよ」。長場はそう語りながら、iPadを取り出した。長場らしいニュアンスに富んだ線で描かれた「1$紙幣」。使用したのはLINEのお絵描きアプリだ。メカニカルペンシルで描いたときの精緻な線とは異なるが、しっかりと優美な線がそこにはある。それぞれの特性に従うならば、メカニカルペンシルはデッサン用に、スタイラスは清書用に、なんて使い分けも可能かもしれない。

うれしい驚きとともに、かつてのユーザーの手元に帰ってきた進化した「名品」。そのポテンシャルは、それを使いこなしていくクリエイターたち、すなわちすべてのユーザーの手によって、これから引き出されていくことになるだろう。

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長場雄|YU NAGABA
イラストレーター。1976年東京都生まれ、東京造形大学卒業。広告、装丁画、挿画、アパレル、パッケージデザインなど幅広く活動中。主な仕事に、雑誌『POPEYE』表紙、ソフトバンクのLINEスタンプ、PRONTOのカップデザインなど。本誌ではSF映画にまつわる新連載に登場! http://www.nagaba.com/

rOtring 800+
バウハウスの伝統をデジタル時代に!


メカニカルペンシルとスタイラスが一体化し、紙とデジタルの双方に対応したハイブリッドペン「rOtring 800+」。独自の回転式ペン先収納メカニズム「ツイスト・アンド・クリック」により、メカニカルペンシルとスタイラス2つのモードが同じペン先で使用できるハイブリッド デザインを実現。正確でコントロールしやすいシリコン製スタイラスは、静電容量式タッチスクリーンに対応。人間工学に基づいたメタルボディの使いやすさは言わずもがなだ。

ニューウェル・ラバーメイド・ジャパン TEL.0120-673-152]

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