アプリプロモにFBアプリインストール広告を使うべき5つの理由

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fb_ad_ex1FBアプリインストール広告とは、Facebookを媒体として、スマホアプリのプロモーションができる広告です。タイムラインの中にアプリの広告が出てくるんですね。どんなものかよく分からない、まずは全貌を知りたい、というアプリプロモーション担当、企画担当の皆さんの為に、ここにまとめておきました。

とても良いもので是非活用すべきプロモーション媒体なのですが、なぜそう断言するのかそのワケを5つに集約したので読んで頂けると嬉しいです。

 

ちなみに、FB広告を使う為のシステム的な前準備については、別記事でまとめているので下記記事をご覧くださいませ!

Facebookアプリインストール広告の設定3項目(前準備編)

1.配信先ターゲットが細かく絞り込める

例えばこんな絞込みができます。そして、大体の人口規模も出てきます。

・24歳から30歳
・ファッションと健康に興味
・女性
・端末はAndroid 4.1以上

この設定を細かく細かくやることで1ダウンロードあたりの広告費用を下げることができます。
ちなみにこのターゲットに配信するとして、10000円/日を予算とすると、これだけの人数にリーチできます。

6600人から17000人にリーチできると出ました。対象の人口規模は50万人。

fb_adset2

ただ、あんまり絞りすぎると全然配信されません。ある程度ボリュームを獲得したいなら、上記であげたくらいのざっくりとしたものにならざるを得ないかなと思います。とはいえ、なかなか面白いです。

配信ターゲットは超細かく設定できる

2.CPAがハッキリ分かる

そして、その広告で1インストールあたりいくらの費用が掛かったのかというのもハッキリ出ます。
これを利用して、色んな広告パターンを作ってどれが効果的なのか実験するのが良いでしょう。ちなみに広告はFBのスマホアプリを使っている人に配信されます(というように設定した)。

ここでは、

・画像が3つ
・文言3つ

の組み合わせで、3x3=9パターンの広告をセットしました。

その一つの広告例です。(無駄に煽っていますね。)

fb_ad_ex1

CPAだけではなく、下記の数値が得られます。

・その広告で何インストール獲得できたか
・その広告での獲得コスト(1インストールあたり)
・その広告が何人に配信されたか
・その広告を同じ人が何回見たか
・その広告が何回クリックされたか
・その広告に何円使ったか

これらはリアルタイムに更新されます。

例としてはこんな感じです。↓なんか広告によってだいぶ1DLのコストが違ってますね。fb_adstat1

3.自動的に各広告に予算を振り分けてくれる

上記のようにたくさんのパターンの広告を作った場合、一番良い効果のものに予算を配分したいですよね。

それもFacebookの広告システムが自動的に決めた予算の中で効率よく獲得できる広告に予算の配分が寄せてくれます。
もう一度、先程の図をご覧いただきたいのですが、この消化金額の欄がだいぶ違っているでしょう?20000円を超えているものもあるし、7000円台のものもある。配信スタート時点は同じです。

fb_adstat2
これは私が手動で広告を停止、再開したわけではなく勝手にシステムが配分を調節した結果なんですね。

1DLあたりの獲得費用は広告開始当日、翌日とかは安定しませんが何日かすると下がっていきます。FBがうまく自動配分してくれるから広告費用が最適化されるわけです。

ただ、このためにも、画像や文言は何パターンか用意した方が良いです。広告によってコストが結構違うので面白いですよ!

広告システムが効果の高い広告に自動的に予算を優先配分してくれる

4.結果も細かく見られる

insightsが素晴らしい

Facebook Developerから自分のアプリを表示します。そして、左ペインの「insights」をクリック!

fb_insight1

こんなデータが見られる

  • どの広告からDLしたか(下記3段階でブレイクダウンできる)
    FBかどうか
    FBのどの広告セットか
    FBのどの広告か
  • DAU/WAU/MAU(男女別、年齢層別、流入元別)
  • ユーザー継続率はヒートマップで見れる

これらは、期間を設定して分析もできます。

具体的にはこんな感じ。

ダウンロードの流入別のグラフ。
fb_insight2
 こちらは、広告別のインストール数。広告からではない流入は「Unclassified」と表示されます。

fb_insight3

Daily Active User / Weekly Active User の変化のグラフ。

てか、便利すぎね?しかも男女別とか世代別とかでも分析できる(勿論、それはFB経由のユーザーだけだが)。これらの数値は、FB経由ではない数字も入れて分析されています。だから、FB経由と非FB経由の対比もできるわけです。 fb_insight4

極め付きは継続率のヒートマップ

スマホアプリにとって最も大切な数値はユーザー継続率です。それがこんな感じでさくっと表示されているではないですか。継続率の表って100%, 40%, 20%・・・という感じで表示されるのが普通で、これもそうなっていますが、各マスにマウスカーソルを乗せると「XX人中20%がアクティブ」と表示されて凄い便利。

fb_insight5

広告はやはり結果を分析して改善していくことが重要なので、この点、FBは非常に詳細な広告トラッキングができるので、合格。というか素晴らしい。何より某広告会社のシステムと違って、結構動きがサクサクなんですよ。

ただ、前準備がちょっと面倒だけども。(それはこのブログにも設定方法をこまかくレポートしたので、そちらを見て頂ければと思います。)

FBは広告の事後分析もやりやすい

5.ユーザーの質が高くコストパフォーマンス良し

5-1 質の高いユーザー

興味をもって、且つ、ユーザーの絞込みをして獲得したわけですからアクティブインストール率が高い結果が得られます。

このあたり、リワードブーストとは正反対の性格だと言えます。良いユーザーが確保できるのに、インストールコストは安い。というのがFBアプリインスト広告の最大の特徴です。コストパフォーマンスがよろしいですね。

いくらから始められるのか?

1000円/日でもとりあえず開始できます。

5-2 おいくら掛かるの?

CPA(1インストールあたりの獲得費用)はどんなもん?というのが気になるところでしょう。ズバリ、うまく運用すると100円台も可能です。まあかなり上手くいって、ということですけど。

広告クリエイティブ次第とも言えるので、FB広告が得意なデザイナーさんに手伝ってもらうのが良いですマジで。ざっくりで言うと、100円〜300円あたりです。

CPA 100円〜300円(広告クリエイティブ、運用次第)

死角はないのか?

一日あたりに使える金額に制限

当初は1日あたり25000円です。費用をきちんと払っていくと段々と上限が上がっていきます。
上限があるということは、大量にユーザー獲得するのには向いていないということです。

大量ユーザー獲得には向いていない

広告できるアプリに制限がある

当たり前といえば当たり前ですが、出会い系、婚活アプリ、アダルトものは宣伝できません。
昔はできたのになー。
この規約ができる前に広告しているアプリは大丈夫らしいです。
ペアーズとかOmiaiとか・・・ズルイ!

広告画像の制約が厳しい!

「20%ルール」というのがあります。これは画像の20%以上に文字的なものを描いてはいけないという制約です。

アプリの説明とか「無料!」とか書いてたらすぐ20%とかいってしまうので、広告クリエイティブではいかに文字に頼らずスマホアプリの魅力を伝えるかというのが超重要です。

でも、逆に言うとこれはこれでFB広告の良いところでもあります。

というのは、この制約を課すことで、いかにも広告ですよ!というギラギラしたものは排除され、アート的なものが増えるという効果が得られているからです。

結果、広告自体を「いいね!」してくれたりする人が出てきて、バイラル効果に結びつくわけです。

広告の制約が厳しいが逆にFB広告の良さになっている。

まとめ

  • 配信先が細かく絞れる
  • ユーザーの質が高くコスパも良い
  • たくさんの広告を作っておけば自動的に最適な広告に予算が配分される
  • 流入ユーザーのその後の動向も分析できる
  • 大量獲得には向かない

いかがでしたか?
Facebookアプリインストール広告はこういった特性を理解して使えば、すごく良い広告システムだと思うので試してみる価値アリですね。

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