トップページ社会ニュース一覧ノンアルコールビール特許で大手2社争う
ニュース詳細

ノンアルコールビール特許で大手2社争う
3月10日 17時29分

ノンアルコールビール特許で大手2社争う
k10010010441_201503101930_201503101944.mp4
ノンアルコールビールで国内シェア1位のサントリービールの親会社が、2位のアサヒビールの主力商品について「自社の特許権を侵害している」と主張して製造や販売の差し止めなどを求めた裁判が東京地方裁判所で始まり、アサヒビールは「この特許は既存の商品から容易に創作できるもので無効だ」と反論して全面的に争う姿勢を示しました。
ノンアルコールビールで国内1位のシェアを持つサントリービールの親会社、サントリーホールディングスは、2位のアサヒビールの主力商品「ドライゼロ」が、自社の特許権を侵害していると主張して、製造や販売の差し止めなどを求める裁判を起こしています。
サントリーは飲み応えをよくするために糖質やエキス分などの値を一定の範囲にしたノンアルコールビールを開発し、特許権を取得していますが、訴えの中では、「ドライゼロ」の成分を分析したところ、いずれの値もサントリーの持つ特許の範囲内だったと主張しています。
この裁判が10日午後、東京地方裁判所で始まり、アサヒビールは「サントリーが特許を出願する前から糖質やエキス分の値が似ている商品が複数販売されていた。
今回の特許は既存の商品から容易に創作できるもので無効だ」と反論し、訴えを退けるよう求めました。アサヒビール側は特許の無効を求める審判の申し立ても検討していて、ノンアルコール市場でせめぎ合う大手2社が司法の場で全面的に争う構図となりました。

関連ニュース

k10010010441000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ