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ロシア大統領 クリミア編入決定は前政権崩壊直後
3月10日 8時46分

ロシア大統領 クリミア編入決定は前政権崩壊直後
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ロシアのプーチン大統領は、ウクライナでロシア寄りの前の政権が崩壊した直後に、南部のクリミアをロシアに編入することをみずから決めたと明らかにし、住民投票の結果を受けて編入を決めたというこれまでの立場を事実上、覆しました。
ウクライナ南部のクリミアが去年3月、ロシアに一方的に編入されてから、まもなく1年になりますが、ロシアの国営テレビは、近く特別番組を放送するとして、その予告編を9日、放送しました。
予告編でプーチン大統領は、去年2月、ウクライナでロシア寄りのヤヌコービッチ前大統領がキエフから逃亡したことを受け、国防相などを緊急招集し、ヤヌコービッチ前大統領をロシアへ出国させる作戦を夜を徹して実行したと述べました。
そのうえで、「われわれはクリミアをロシアに取り戻す仕事を始めなければならないと指示した」と述べ、ウクライナの政変の直後にクリミアを編入することをみずから決めたと明らかにしました。
プーチン大統領は、これまで去年3月の住民投票でロシアへの編入が賛成多数で承認されたことを受けて編入を決めたとしていましたが、この説明を事実上、覆したことになります。
プーチン大統領は、さらに住民投票の前にひそかに世論調査を行い、住民の75%が編入に賛成するという結果を得ていたと明らかにし、クリミアの編入は周到に進められていたことが浮き彫りになっています。

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