STAP問題:山梨大が若山教授の「センター長」職務停止

毎日新聞 2015年03月06日 16時22分(最終更新 03月06日 19時55分)

若山照彦・山梨大教授
若山照彦・山梨大教授

 STAP細胞論文不正問題で、山梨大は6日、若山照彦教授(47)に対し、厳重注意した上で、同大「発生工学研究センター長」の職務を3カ月間停止し、この間の管理職手当を支給しないとする処分を前田秀一郎学長名で通知した。

 大学が同日、記者会見で明らかにした。若山教授は、STAP論文の責任著者である小保方晴子・元研究員との共同研究者。2月10日に同大センター長を引責辞任する意向を伝え、同大の特別委員会で対応を検討してきた。理研も若山教授を「出勤停止相当」と判断し、理研客員研究員の委嘱を解いている。

 若山教授は「今回の事態を招いた責任を痛感し、真摯(しんし)に受け止めている。深く反省し、おわびする。今後、(同大で)細心の注意を払いつつ、教育と研究に全力で取り組むことで責任を全うし、信頼の回復に努めたい」などのコメントを発表した。【松本光樹】

最新写真特集