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<川崎・中1殺害>18歳、3年前も同級生暴行 河川敷で

毎日新聞 3月4日(水)15時0分配信

 川崎市川崎区の多摩川河川敷で同区の中学1年、上村(うえむら)遼太さん(13)の刺殺体が見つかった事件で、逮捕された3人のうちリーダー格の少年(18)が、以前にも現場の河川敷に同級生を連れ出し、激しい暴力を加えていたことが知人らへの取材で分かった。神奈川県警川崎署捜査本部は事件当日も、少年が当初から上村さんを暴行する目的で土地勘のあった場所に連れ出したとみて追及する。

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 知人らによると、18歳の少年が同級生に暴行したのは2012年1月。当時中学3年だった少年が口論になった相手を河川敷に連れ出し、約2時間にわたって殴り続けた。現場は、上村さんの遺体が見つかった河川敷の草むらだった。

 暴行現場に駆けつけたという当時同級生の少年(18)は「相手の顔がパンパンに腫れ上がっても殴るのをやめなかった」と証言。別の同級生の父親は「少年を含む一部の子供たちは中学生の頃から現場で花火をしたり、川に飛び込んで泳いだりしていた」と話す。

 18歳の少年は2月19日夜、いずれも17歳で職業不詳の少年と無職少年とともに飲酒。その際、上村さんは呼び出されて被害に遭ったとみられる。調べに無職少年は「上村さんを呼び出したことを反省している」と供述。職業不詳の少年は「巻き込まれてしまった」とし、事件への関与を認め始めているという。捜査本部は18歳の少年が事件を主導したとみているが、17歳の2人の役割についても解明を進める。【水戸健一】

最終更新:3月4日(水)15時0分

毎日新聞

 

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