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Published on 3月 4th, 2015 | by ダッド編集部

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イケメンゲイカントリー歌手 Steve Grand/スティーブ・グランドの魅力

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この記事の執筆者は、女装家の岡祭アケミさんです。 ダッド|育児ジェントルへ、プロがエスコート

イケメン・マッチョなゲイのカントリー歌手、Steve Grand君の魅力!

今日は、私の好きなアメリカのカントリー歌手、Steve Grand/スティーブ・グランド君についてその魅力を語りたいと思います。
1990年2月28日生まれのSteve Grand。端正な顔立ちに筋骨隆々の肉体をもつ正統派の男前・美男子です。

めっちゃイケメンですね。またチラリと見える脇毛があざといこと。

そんな彼を一躍有名にしたのが、2013年にYouTubeにアップロードされた彼の処女作「All-American Boy」のミュージックビデオです。

内容としては、Steve扮するゲイの男の子があるノンケ(異性愛者)と親友になるが、Steveが内に秘める恋心から思わず親友にキスをしてしまい、ドン引きされて友人関係すら冷めてしまう、というもの。

一般の異性愛者の方にとっては何の共感もない「?」な内容でしょうが、私はここまでミュージックビデオのストーリーに共感を覚えたことはありません。「うわぁ、昔の俺じゃねえか」と、中高時代ノンケの男子に恋をしていた恥じらいと後悔が思い出され、全俺が涙しました。

カントリー調の甘く切ないメロディもまた良いですよね。歌詞も、切ないゲイ心を直接的に表現したゲイ版西野カナさん?的な感じです。
「All-American Boy」は直訳すると「全米を代表する男の子」という意味でありサビでも使われているフレーズです。サビの歌詞を直訳すると「今夜だけは俺の全米代表になってよ、毎日が独立記念日の場所で」となり、日本語にするとちょっと意味がわかりづらいですが、恐らく「あり得ない夢の世界では、俺の一番でいて」という意味なのでしょう。私でよければ夢の中でも現実でもSteve君のAll-American Boyになるんだけどなぁ…。

このビデオがいかにレインボーコミュニティの共感を得ているかは、YouTubeの評価をご覧頂ければおわかり頂けると思います。CDを出していない歌手でこれほどのクオリティの曲・ビデオを提供できるなんて相当すごいです。

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現在、Internet Celebrity(インターネット上をメインに活動する芸能人)として活動しているSteveですが、Justin Bi**erや日本における「歌い手」などとは比べ物にならないほどその実力は高いと思います。先日アップロードされた「All-American Boy」のライブ動画をご覧頂きたいのですが、

いやこれ熟練のプロだろ、というほどのクオリティ。音楽教育で有名な大学で学ばれているだけあり、そんじょそこらのネット歌手とはレベルが違いますね。しかも、こんな男前で良いカラダしてタイトなTシャツ着て乳首立たせて歌いあげるとか、技術点+ゲイ術点の総合得点は私の中で歴代最高レベルの歌手です。

Steve Grandの新規性

人々がSteve Grandの何に惹かれるのか、それは、彼の2つの新規性ではないかと考えます。
一つ目の新規性は、彼が「ゲイ・プライド(同性愛者であることを誇りに思うこと)」をテーマにその曲・イメージを作り上げていることです。Elton JohnやRicky Martinなど、ゲイであることをオープンにして活動している偉大なる歌手は少なからずいますが、彼の場合はゲイであることをイメージの前面に押し出し、同性愛者のプライド向上のために活動していると見受けられます。歌の内容はもちろん、積極的にゲイ・プライドのイベントに参加するなど、彼の活動は同性愛者へ勇気を与えるだけでなく、非同性愛者へのイメージ向上にもつながり得ていると思います。
QueenやVillage Peopleが先達といえるでしょうが、最近出てきた歌手でこの方向性を打ち出し、しかもネット上で大ヒットしたという点で、Steve Grandに期待するものは大きいです。

そしてもう一つの新規性…それは、彼がゲイのアイドルと成り得ていることです。アイドルとはAKB48さんやジャニーズさんのような「性的な魅力を持ち合わせた歌手」と定義しますが、現在世界のメジャーで活躍しているゲイの歌手で、市井のゲイからセックスシンボルに見られるほどの容姿を持っている人ってなかなかいないんですよね(Adam Lambertはちょっと色物寄りだし、Ricky Martinは既婚者だしetc)。

そんな中でSteve君です。甘く端正な顔立ちに鍛え上げられた肉体(昔パンツのモデルをやっていたほど)、シンプルなファッション…ゲイ受けにカスタマイズされたと思わざる得ないスペックです。しかも、ミュージックビデオなどでもいちいち上半身裸になったりお尻のサービスカットを入れたり、我々をホイホイするためのあざとさすら垣間見れます。極めつけは、一時期流行したアイスバケツチャレンジの動画↓

なんで脱ぐ必要があるんですかねぇ…。本当にありがとうございました。美味しく頂きました。

というように、明らかにゲイの欲求を満たすようなイメージ戦略を立てており、実際にそれを成し得るスペックを持っているわけです。Steveが先駆者となりこの商業戦略が成功すれば、世の中に第二、第三のイケメンゲイシンガーが増えるのではないかと大きく期待しています

———

「こんなにカッコよくて歌も上手い人がゲイなんだ。ゲイってダサくないんだ」…そんな風潮が、Steve Grandによって作られていくことを心から願います。日本とは何の絡みもないSteveですが、遠い地より応援し続けています。

女装家 岡祭アケミ
世界各地のレインボーコミュニティとつながりをもち、各国のLGBT・美男子事情に造詣が深い。慶大卒。
ダッド|育児ジェントルへ、プロがエスコート

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この記事の投稿は、執筆者からいただいた原稿をもとにダッド編集部が行っています。なおダッドでは、執筆協力していただける方を大募集しています。弁護士、小児科医、ファイナンシャルプランナー、シェフ、フォトグラファー、スタイリスト、保育士など、その道のプロの方で「父×子育て」に関する原稿を執筆してくださる方は、ぜひご連絡ください!



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