2歳児にコーヒー飲ませる親が15%、1日半カップも-研究
2015/03/04 08:31 JST
(ブルームバーグ):カフェインと幼児は相性が良いとは思えないが、2日に発表された研究で調査に答えた親の15%は2歳の子供にコーヒーを飲ませると回答した。
ボストン・メディカル・センターの医師らがまとめた研究によれば、幼児は平均で1日にテーブルスプーン2杯ほどのコーヒーを与えられている。カップに半杯を飲む子供もいるという。子供にコーヒーを与える母親には、米国外で生まれ、ヒスパニック系、教育水準が高卒未満という傾向が見られた。
米国小児科学会は子供のカフェイン摂取は望ましくないとしているが、研究では少数ながら1歳からコーヒーを与えられている子供もいた。母親が子供にコーヒーを飲ませる理由は調査の対象にならなかったが、コーヒーには子供の健康に悪影響を与えるリスクがある。うつ病や1型糖尿病、睡眠障害、薬物乱用、肥満などが子供のカフェイン摂取と関連することがこれまでの研究で示されている。
ジャーナル・オブ・ヒューマン・ラクテーションで発表された今回の研究は、ボストン地域の315人の母親とその子供の食生活について調査。1歳児にコーヒーを与えるという回答の多さに驚いた研究者らが、当初は含まれていなかったコーヒーに関する質問を追加した。
原題:Toddlers Get Coffee From Parents, Study Finds, Despite Risks(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Shannon Pettypiece spettypiece@bloomberg.net
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更新日時: 2015/03/04 08:31 JST