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米国防長官「奪還作戦 口外すべきでなかった」
3月4日 12時25分

米国防長官「奪還作戦 口外すべきでなかった」
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アメリカ軍が、過激派組織IS=イスラミックステートが支配するイラク第2の都市モスルの奪還作戦を来月にも開始すると明らかにしたことについて、カーター国防長官は、不正確な情報で口外すべきではなかったと釈明しました。
過激派組織ISが支配するイラク第2の都市モスルについて、アメリカ軍などは奪還に向けた準備を進めていて、先月、アメリカ中央軍の当局者は記者団に対し、来月か5月に奪還作戦を開始するなどと作戦内容を事前に説明していました。
アメリカ軍が軍事作戦の内容を事前に公表することは異例のことで、これについて、3日、議会上院の軍事委員会の公聴会に出席したカーター国防長官は、「不正確な情報だったし、正しかったとしても口外すべきではなかった」と述べ、中央軍の対応は間違いだったと釈明しました。
また、アメリカ軍の制服組トップ、デンプシー統合参謀本部議長も、作戦内容が事前に公表された経緯について、中央軍の司令官が調査に乗り出したことを明らかにしました。
今回の軍の対応については、野党・共和党の有力議員から、作戦の手の内を明かし、兵士の命を危険にさらすと批判が高まっていたほか、モスル奪還の地上作戦を担うイラク側からは、来月にも作戦を開始するのは時期尚早ではないかと疑問視する声も上がっていました。

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