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今年1月、ラスベガスでの見本市ではサムソンも「IoT」を見据えた      photo Getty Images

第4次産業革命を推進するドイツ

「industry(インダストリー)4.0」という言葉が日本の産業界でも普及し始めている。この言葉には、「第4次産業革命」という意味がある。

第1次産業革命が18世紀に誕生した蒸気機関による機械化、第2次が19世紀の電力の産業への利用、第3次が20世紀後半に普及し始めたインターネットの製造工程へ応用。第3次産業革命がさらに進化し、開発から生産、販売、物流までのサプライチェーン全体を「スマート化」し、品質、価格、納期、サービース等商品力全体の向上を目指すことが第4次産業革命の狙いだ。

この「industry(インダストリー)4.0」を強力に推進するのは日本ではなくドイツで、2011年に国家戦略として、2020年までの産業界のあるべき姿として提唱したのが始まりだ。現在はメルケル首相自身が推進する国家プロジェクトとして、「エネルギー」「健康・食品」「モビリティ」「セキュリティ」「通信」の5大重点分野を掲げ、取り組んでいる。

「industry(インダストリー)4.0」を推進していくためには、利害関係を超えて業界横断的な標準化のルール作りなども重要になる。だからドイツでは首相自らがリーダーシップを発揮して推進しているのであろう。

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