京都御所は、京都市上京区にある元皇居です。
京都御苑内にあるため、一緒にされがちですが、管轄は違います。
京都御所は宮内庁の管轄、京都御苑は環境省の管轄です。
私の中では、京都御所は名所、京都御苑は公園なので、明確に区別はしています。
そんな京都御所なのですが、見学しようと思ったら、普段は宮内庁に参観申込をしなければいけません。
18歳以上でなければならない。
基本、土日休日は参観は出来ないなどの細かい制限があり、なかなか難儀です。
しかし、春と秋の年2回、参観申込をしなくても、京都御所を見学する事が可能となります。
それが、京都御所一般公開です。
手続きなしで、普段は見る事ができない京都御所を見学出来るとあって、多くの人が訪れます。
2年に1回くらいのペースで一般公開に行っていますが、どの年の春も混雑具合はそれ程変りません。
そこそこ混雑はしますが、見学だけする分には問題ないといった感じです。
もちろん、そこそことはいっても混雑は混雑。
撮影となると、多少の撮り難さはあります。
それはどうしようもないので、諦めましょう。
京都御所の一般公開は、毎年開催日が変ります。
平成27年(2015年)の春の一般公開日は、4月3日(金)~4月7日(火)までの計5日間です。
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京都御所春の一般公開、2015年
京都御所の見所
京都御所は見学順路が決まっているので、その通りに見て行けば楽しめます。
大雑把にルートを説明すると、宜秋門からスタート。
御車寄→承明門&建礼門→紫宸殿→清涼殿→小御所&御庭池→御常御殿→御三間。
そして、清所門でゴールです。
それぞれの建物は、当日簡易パンフレットが貰えるので、それを参照すればどのような役割だったのか一目瞭然。
せっかくなので、私が撮影した写真でいくつかの建物を紹介します。
この建物は、御車寄です。
昇殿を許された物が、正式に参内する時の玄関となっています。
昇殿とは、清涼殿に殿上の間に昇る事です。
昇殿には、天皇の勅許(許可)が必要でした。
ちなみに、これよりちょっと多いぐらいが、そこそこの混雑です。
参考になったでしょうか?
ならない、それではもう1枚。
こちらは、御学問所。
学問や月次の和歌の会などにも使われた建物です。
これなら、そこそこの混雑具合が分かるのではないでしょうか。
だいたい、毎年こんなものです。
紫宸殿と左近の桜。
春の京都御所の見所と言えば、この左近の桜だと思います。
当たり前ですが、春にしか見る事が出来ない光景です。
紫宸殿は、最も格式高い正殿。
即位礼などの重要な儀式が執り行われていました。
大正天皇・昭和天皇の即位礼も、ここで行われたそうです。
建物内では、人形を使って当時の儀式などが再現されています。
古い襖絵なども魅力の1つです。
このように簡単な説明板もあるので、照らし合わせながら見学しましょう。
こんな簡易的なやつでは、満足出来ない。
そのような方は、当日京都御所内・月華門前で開かれているお土産屋さんで、京都御所について詳しく書かれてある本を購入しましょう。
撮影した写真を見ながら本を開くと、見学当時の思い出も蘇り、なおかつ京都御所についても詳しくなれます。
今年の開催期間の4月3日(金)~4月7日(火)は、ちょうど京都御所や京都御所の桜も見ごろを迎えているのではないでしょうか。
春の京都御所は、オススメの観光スポットですよ。