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タッコーラ人気爆発 ネットで反響、再販売へ

品切れに苦渋の表情を浮かべつつ、タッコーラをPRする佐藤さん

 ニンニクで有名な青森県田子町の新商品、ガーリックパウダー入り炭酸飲料「ジャッツ タッコーラ」が反響を呼んでいる。1月9日に発売されるとインターネット上で話題となり、年間目標の1万本がわずか1カ月で完売。関係者は日に日に積み上がる予約の多さに面食らいつつ、2万本を増産して3月15日に販売を再開する予定だ。

 タッコーラは、土産物などを販売する第三セクター「田子町ガーリックセンター」総務課長の佐藤恵子さん(39)らが考案した。味はコーラ味だが、後味にはニンニクの臭いがする。「おいしい」「まずい」「焼き肉のたれ」と評価はさまざまだ。ニンニク入りと聞いて栄養ドリンクと勘違いした人もいたという。
 地元出身の佐藤さんのモットーは「ノーガーリック、ノーライフ」(ニンニクのない人生なんてあり得ない)。ワサビやからしが入った炭酸飲料があるのを見て、ニンニク入りの飲み物を作ろうと思った。
 反響は、ニンニクラーメンなどの歴代ヒット商品を大きく上回った。最初は見向きもしなかった町の人が人気を知り、泡を食って買いに行くと在庫はなくなっていた。予約は既に約1万本に達した。スタッフからは「毎日の集計が怖い」との声も漏れる。
 商品名には青森県南で驚いた時に使う方言「じゃっ」を加えた。佐藤さんは「変な商品だと、面白がってもらえたらうれしい。臭いは残らないけれど、気になる人は周りの人とみんなで飲めば大丈夫」と話す。
 1本200ミリリットルで300円。3月の販売再開に先立ち、28日に町内で開かれる「たっこにんにくまつり」でも、1人1本限定で計100本を販売する。連絡先はセンター0179(32)3165。


2015年02月26日木曜日

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