バレンタインデーですね。嫌がらせも兼ねて、恋愛について書いてみましょう。


卓球部には入るな

ぼくはモテる方じゃないんですよ。オタクだし、コミュ障だし、こだわり強くて融通効かないし、こういう記事を書いていることからわかるように性格も大きく歪んでますし。実際、うちの妻と付き合うまで(0歳〜19歳)はフられつづけてどのくらいフられたか思い出したくない感じです。

若かりし頃はファッションにこだわってみたりとか、いろいろとまぁ「モテる努力」みたいなものをした記憶もありますが、経験上、あまりそういうのは役立ちませんし、周りを見てもそう思います。

28年生きてきて思いますが、恋愛の成否なんてものは、結局「数打ちゃ当たる」に尽きると思います

ぼくはなんとなくそれを知っていたので、中学生になったとき、女性が比較的多い「吹奏楽部」に入部しました。もちろん理由はそれだけじゃないんですが、中学生の頃「オレはモテないから女性の多いコミュニティにいた方がよさそうだ」と判断した記憶があります。いや実際、男だらけの卓球部とか行ったら、彼女できないじゃないですか。過去のデータ的にも、卓球部とかコンピュータ部は厳しいです。


パートナー候補が多いコミュニティに所属せよ

というわけで、恋愛の成功法則その1。パートナー候補となる人との「出会いの総量」を増やすことが大切です。

モテるというのは、その人の素質の問題とは、実はあまり関係がないんです。そうではなく、その人がどういうコミュニティ所属しているか。これでモテるかどうかの7割は決まります。自分のせいではなく、環境のせいだということです。


コミュニティのなかで「教える」存在になれ

続いてその2。コミュニティのなかで、「教える」存在となりましょう。

わかりやすいのは、学校における「先生」です。先生って無条件で一目置かれますよね。先生というだけで敬愛の眼差しを得ることができます。そしてそれは、実際に報道で見聞きするように、生徒との恋愛に発展することがあります。

たしか内田樹先生が書いてましたが「教えるー教えられる」という関係性は、ある種のエロティシズムを内包しているんです(同時に、教師はそのことを認識しないといけません)。

幸い日本の仕組みでは、年齢が上の人が「教える」役割を担うケースが多いです。なので、モテない人間は年下の人を狙うというのは戦略的にありなんじゃないかと思います。これは男女問わず。ぼくも妻は年下で、サークルの後輩で、偉そうに教えていたらいつの間にか仲良くなって結婚しました。


ダメなら諦めろ!

これが一番難しいかもしれません。ダメなら諦めましょう。

もう、それは間違いありません。結局は「数打ちゃ当たる」です。お互いのために、フられたら大人しく立ち去って、新たな出会いを求めましょう。そのうち、いい人に出会えますから。


相思相愛になったあとは、自分を変え続けろ

いや、「付き合う」まではけっこう簡単だと思うんですよ。モテないぼくがいうのも変ですが。問題は、付き合ったあと、関係が継続するかの方だと思います。

妻と付き合って8年以上が経ちました。その上で、パートナーと添い遂げるために大切なのは、「自分を変える覚悟」だと肝に銘じております。すみません。

他人であるパートナーと添い遂げるというのは、「お互いに調整しあう」ことの連続なんです。どこかで調整しあうことをやめてしまったとき、関係は冷え切り、ときに解消に至るのでしょう。うちの妻が「愛とは諦めないことである」みたいなことを言っていて、こいつはどこのソクラテスだと思いました。ほんとそうですね。

とはいえ、自分のなかで変わる部分もあれば、変えにくい部分もあります。関係を悪化させる火種は、常にこの「変えにくい部分」にあったりするんですよね。添い遂げるというのは、一部の人にとって、歪んだ性格を根っこから治そうとする、長い長いセラピーのようなものだとも思います。


コミュ障こそパートナーを持つといいと思う

幼い頃は、このまま独身で死ぬのかなー、とか思っていたんですよ。そして、それも別に悪いもんじゃないかな、と思いつつ。

しかしながら、こと自分の話においては、それは間違っていたと日々感じています。やっぱり、妻がいてよかったです。というか、妻がいなければ、たぶんぼくは自殺しているか、刑務所にいると思います。相当救われています。

そう感じるのは、ぼくがコミュニケーションが苦手なタイプだからなのでしょう。妻がいないとマジで孤立するんですよ。仕事仲間はできるんでしょうけれど、心を通わせる相手は死ぬまでできない感じがします。それに耐えられればいいんですが、たぶん、ぼくはそこまで強くありません。妻ありがとう妻。

難しいところですが、コミュニケーションが苦手な人こそパートナーを持つといい、とぼくは勝手ながら思っています。それぞれの勝手なので押し付けるつもりは毛頭ありませんが、事実ベースで、パートナーがいた方が孤立しにくいわけですから。


菜の花いっぱいの登山道。

Hayato Ikedaさん(@ihayato)が投稿した写真 -

そんなわけで、現在家族3人で高知県須崎市に旅行に来ています。昼はウツボ料理、夜はイノシシ鍋でした。今日もウツボです。やっぱり、家族を形成するのは個人にとって「合理的」だと感じます。それではよい1日を!


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