元編集者です。専門書の出版社にいました。出版業界はジャンルや規模によって全然内情が違うから、あくまで自分のケースということで。
・一番の仕事は企画を立てること、その先の編集業務は完全に外注に出すこともある
・内容の専門性や正確性には立ち入らない(というか専門家でないので立ち入れない)
・ただ、読者の目線で疑問に思ったことや補足してほしいことは(見当違いかもしれないが)コメントするし、表現のおかしいところや誤植は指摘する
・インタビューのセッティングはこちらでする 謝礼はケースバイケース
・図表を「どこから持ってきたのか」は著者でないとわからないからそこは確認してもらう 転載許可をとるのはこちらでやる
・タイトルや表紙のデザインは営業の意見が大きく反映されるから、著者の希望が通るとは限らない ただ、それを調整したり謝ったりするのも仕事
・執筆を依頼する時点で、著者には専門家としての信頼を置いている そうでないなら初めから「監修をつけたい」「共著にしたい」など希望を伝えてほしい(その謝礼をコストに見積もる必要があるから)
日常やってることといったら、御用聞きというか、著者と印刷所と営業の間を駆けずり回って調整する仕事という感じだった。
ある編集者との仕事という名の戦いにようやく終止符を打てたので、ここに記録しておきたい。 ここで問いたいのは、要約すると「編集者って一体何の仕事をする人なのか?」というこ...
元編集者です。専門書の出版社にいました。出版業界はジャンルや規模によって全然状況が違うから、あくまで自分のケースということで。 ・一番の仕事は企画を立てること、その先...
ありがとうございます。他の編集者さんたちがどういうことしていたかなどが具体的に分かり、大変参考になりました。 編集者も関わる人が多いし仕事がどこまでか明確でないしで大変...
編集者の話なのか出版社の話なのか