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台湾の刑務所 立てこもった受刑者自殺2月12日 8時33分
台湾南部の刑務所で11日、受刑者6人が銃を奪い、刑務所長ら2人を人質にして刑務所内で立てこもっていた事件で、12日朝までに受刑者たち全員が銃で自殺し、2人の人質は無事に解放されました。
台湾南部の高雄にある刑務所で11日夕方、受刑者6人が刑務所内にあった銃を奪い、刑務所長と職員、合わせて2人を人質に立てこもりました。
刑務所では、大勢の警察官らが周囲を取り囲んで受刑者グループとにらみあいを続ける一方、警察などが、立てこもりをやめるよう説得していました。
しかし、台湾の当局によりますと、受刑者たちは事件発生からおよそ14時間後の12日朝までに全員が持っていた銃で自殺し、2人の人質は無事に解放されたということです。
地元のメディアは、受刑者たちは、それぞれ殺人や強盗の罪などで20年以上の懲役刑の判決を受けて服役していたと伝えており、立てこもり中に文書で、刑期が長すぎることなどへの不満を訴えていました。
また、受刑者たちは、刑務所内に保管してあった拳銃などを奪っていたことから、刑務所の管理体制に問題があったのではないかという指摘も出ています。