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クラウドファンディングで夢をかなえる
【第7回】 2015年2月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
板越ジョージ [グローバルラボ(Global Labo NY)代表]

2015年のクラウドファンディングのトレンドを大予測(その3)
アメリカにはない、日本独自のトレンドとは?

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銀行・投資家からではなく、志に共感した人々からお金を集める仕組みが、クラウドファンディング。日米事情に詳しい著者が、2015年のクラウドファンディングのトレンドを大胆予測!日本で起こったアメリカにはないトレンドとはなにか?!

クラウドファンディング最多支援記録が塗り替えられた。
そのプロジェクトとは!?

 2015年、クラウドファンディングがより多くの方に届くように、もっと短い呼び名が必要だと思いました。そこで、講演や連載でも、略して「クラファン」と呼ぶことにします。

 2015年早々、日本のクラファンの最多支援者数の1737人が塗り替えられました。そのプロジェクトは、「童話モチーフコスメ第一弾『赤ずきん』をイメージしたアイシャドウを製品化したい」というものです。若者を中心として人気のあるイラストレーターのTCBさんが発案した「おんなのこのためのおんなのこによるコスメティックを世に送る」という企画です。この企画をプロデュースしているのは、過去に数回クラファンで商品を世に出しているもの作り集団「作るよ」こと株式会社フレントレップです。

https://www.makuake.com/project/frentrep-eyeshadow/

 このプロジェクトは2014年12月24日から開始して2015年2月16日までの55日間開催。開始後からすぐに10代、20代前半の女性を中心に支持をされました。そして開始29日目に、これまで「渋谷の森の図書室」(http://camp-fire.jp/projects/view/997)の記録であった1737名を超えました。実はこの日を待ちに待っていた私は、栄えある1737人目で支援をさせて頂きました(笑)

 実際この企画で、アイシャドウを購入した女子大学生に話を聞いてみると、「価格も安く、色がとても私たち好み」だということでした。私のようなおじさんにはわからない世界です。

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板越ジョージ(George Itagoshi) [グローバルラボ(Global Labo NY)代表]

グローバルラボ(Global Labo NY)代表。IS Group代表 1968年東京生まれ。高校卒業後、1988年に単身渡米。 1995年に出版・広告業のITASHO AMERICAを設立。7つの会社を経営し、資金調達を成功させ米NASDAQへ上場を試みるが2001年同時多発テロの影響で倒産。多額の借金を背負った。 現在は、アメリカに進出する企業や起業家へ会社設立や資金調達などのコンサルティングを行っている。日米のクラウドファンディング事情に精通しているということで、特に最近はクラウドファンディングに関するコンサルティング依頼が急増している。サウスカロライナ大学国際政治学部卒、中央大学ビジネススクール(MBA)修了、同大学院総合政策研究科博士後期課程在籍。中央大学政策文化総合研究所準研究員。在NY日本国総領事館海外安全対策連絡協議会委員。著書に「結局、日本のアニメ・マンガは儲かっているのか?」「アニメ・グローバル競争戦略再考」等多数。 www.glabony.com
www.facebook.com/george.itagoshi


クラウドファンディングで夢をかなえる

銀行・投資家からではなく、志に共感した人々からお金を集める仕組みが、クラウドファンディング。日米のクラウドファンディング事情に詳しい著者が、資金調達に成功した人々に徹底取材。クラウドファンディングを成功させるための「完全ノウハウ」を公開する。

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