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マララさん 女子生徒救出へ支援呼びかけ2月9日 12時31分
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西アフリカのナイジェリアで、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が女子生徒を誘拐してから300日になるのに合わせて、子どもが教育を受ける権利を訴えてノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんがメッセージを発表し、少女たちの救出に向けた支援を呼びかけました。
西アフリカのナイジェリアでは去年4月、イスラム過激派組織、「ボコ・ハラム」が200人以上の女子生徒を誘拐しましたが、「ボコ・ハラム」側はこれまで解放に一切、応じず、少女たちの行方は今も分からないままです。
こうしたなか、少女たちを取り戻そうとキャンペーンを主導してきた、パキスタンのマララ・ユスフザイさんがインターネット上にメッセージを発表しました。
この中で、マララさんは「少女たちは貧しい地域の出身ですが、政治的、経済的に恵まれた家庭の子どもだったら対応はもっと違ったのではないでしょうか」と救出に向けた取り組みが十分ではないと指摘しました。
そのうえで「300日は長すぎる。必死の思いで教育を受けようとしていた女の子たちのことを決して忘れてはいけません」として、国際社会に対し救出に向けた支援を呼びかけました。
ナイジェリアでは「ボコ・ハラム」によるテロや襲撃が繰り返されるなか、治安が確保できないとして今月14日に予定されていた大統領選が来月に延期されるなど混乱が広がっています。