【2月9日 AFP】オーストラリア警察によると、同国東部のビーチで9日朝、日本人とみられる若い男性がサメに襲われて死亡する事故が起きた。

 事故が起きたのはブリスベーン(Brisbane)から南に187キロのバリナ(Ballina)近郊にある観光客に人気のシェリー・ビーチ(Shelly Beach)。襲われた男性はすぐに周囲にいたサーファーたちに海中から引き上げられ、救急措置が取られたが、傷が深く助からなかったという。死因は出血多量とみられる。

 地元でカフェを営む女性は、記者らに対し、サメは「サーファーたちの間に突然、姿を現した」と証言した。この女性は、襲われた男性は両脚を失ったと話している。近郊のビーチはただちに閉鎖された。

 豪東部では前日8日にも、バリナから北にわずか30キロしか離れていないバイロン・ベイ(Byron Bay)近郊のセブンマイル・ビーチ(Seven Mile Beach)でサーフィンをしていた男性がサメに襲われ、背中や臀部を負傷し死亡したばかり。(c)AFP