【金沢新戦力】MF秋葉、J1&J2通算「360戦の経験伝える」

2015年2月7日12時0分  スポーツ報知
  • アルテリーヴォ和歌山戦でボランチとして出場したツエーゲンの秋葉

    アルテリーヴォ和歌山戦でボランチとして出場したツエーゲンの秋葉

 J2ツエーゲン金沢は和歌山・西牟婁(にしむろ)郡上富田(かみとんだ)町での1次キャンプ最終日となった6日、同町内で関西1部・アルテリーヴォ和歌山と練習試合(30分×3本)を行い、0―0で引き分けた。初のJ2昇格となった今季。即戦力が期待される新戦力に注目。J1山形から期限付き移籍で加入したMF秋葉勝(30)はJ1、J2通算360試合出場の経験を生かし、チームに貢献することを誓った。(構成・古川 浩司)

 ―ツエーゲンでの初めてのキャンプを終えた。和歌山との練習試合では、ボランチとして60分間出場した。

 「チームとしても、個人としてもまだまだです。宮崎での2次キャンプ(11~28日)でやっていければ。やれることを全力でやっていきたいです」

 ―ツエーゲンに移籍した理由は?

 「チャレンジしたい気持ちがありました。出場機会も減っていましたし、そういうのもあって、声をかけていただいたので」

 ―山形ユースからトップ昇格し、13年間、山形一筋だった。移籍には不安もあったのでは。

 「山形県外で生活したことがないので、不安はありましたね。結構、寝られなかったですね。考えすぎて。むっちゃ、本気で悩みました。夜10時、11時くらいに布団に入って、3時くらいまで寝られないときもありました。寝られなくて、1回テレビとか見て、もう1回布団に入っても全然寝られなくて…。でも実際に来てみて、みんなが親切にしてくれます」

 ―その中での決断だった。

 「話が来る前は、このままずっと山形でやって引退するのかなというのはありました。そういうつもりでやってきましたが、自分の(試合に出られない)状況を考えて、ほかに行って経験するのもいいかなと思いました」

 ―山形で13年に一緒だった作田には相談した?

 「電話を2回しました。決まった後にもう1回しました。クラブのことを聞いたり。練習環境とか、グラウンドを転々とすることとか。僕自身が人見知りなので、知っている選手がいることは心強いなと思います」

 ―環境面での感想は?

 「山形はクラブハウスがありました。練習着も洗濯してもらえた。ここでは洗濯も自分ですし、試合に持っていくものも自分で(用意する)と聞いているので。それでも、そういうところでは、天然の芝生でサッカーができる喜びとか、当たり前のことが幸せだったんだなと改めて感じることができました」

 ◆秋葉 勝(あきば・まさる)1984年2月19日、山形・上山市生まれ。30歳。MF。山形ユースから2002年にトップ昇格。山形一筋13年。15年にツエーゲンへ期限付き移籍。J1通算87試合4得点、J2通算273試合24得点。173センチ、67キロ。利き足は右。血液型O。既婚。

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