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ボードゲームに寿命があるって知ってた? ボードゲームの寿命についてのまとめ

皆さんボードゲームに寿命があるって知っていますか?ここでは、いまいち理解できないボードゲームの寿命についてまとめていきます。

更新日: 2014年12月30日

3takuさん

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◆ボードゲームの寿命とは?

二人零和有限確定完全情報ゲームである以上、最良の手を突き詰めれば「先手必勝」「後手必勝」「両者引き分け(千日手または持将棋)」のいずれかに行き着くことになる

二人零和有限確定完全情報ゲームとは、運の要素が含まれない将棋やチェスや囲碁などのボードゲームのことで、これらのゲームの解析が完全に終わってしまえば、そのゲームの寿命は尽きたということになります。

画像は代表的な二人零和有限確定完全情報ゲームのチェス

◆寿命の尽きたゲーム

昨今のコンピューター及びプログラミング技術の発達により、様々なボードゲームの解析が行われ、様々なゲームの寿命が尽きていっています。

1、五目並べ

禁手のない五目並べは先手の勝ちになる。明治時代の1899年に黒岩涙香が必勝法を発見している。

単純な五目並べは100年以上も前にゲームとしての寿命が尽きており、現在は様々なルール変更を加えた連珠というゲームが発案されています。

2、はさみ将棋

双方が最善を尽くせば将棋の千日手のような状況になる。

ルールの単純なはさみ将棋も、比較的簡単に解析が終わりゲームとしての寿命は尽きたようです。

3、チェッカー

2007年にアルバータ大学のシェッファーを中心とした研究グループによって、プレイヤー双方が最善を尽くした場合、必ず引き分けに至ることが証明された。

チャッカーとはチェス盤とコインを使って相手のコインを奪っていくゲームですが、とても単純なルールでオセロ並みに誰でも遊べるゲームとなっています。
しかしながら、ゲームとしての寿命は尽きてしまっているそうです。

4、どうぶつしょうぎ

両者が最善を尽くした場合、78手で後手の勝利となる

どうぶつしょうぎとは、とある女流棋士が考えた将棋の入門用ゲームのようなものです。
東京大学情報基盤センター准教授の田中哲朗が解析したところ、後手が勝ちということでゲームとしての寿命が尽きました。

5、六路盤オセロ

六路盤オセロはコンピュータで白4石勝ちということがわかっています。

オセロは6路盤までの解析は終わっており、通常のオセロ(8路盤)もゲームとしての寿命は近いと思われているようです。
ちなみにオセロの白とは後手のことです。

◆寿命の尽きていないゲーム

現在のコンピュータ技術をもってしても解析の終わっていないゲームも多数あります。
ここでは、ゲームの寿命に密接な関わりのあるコンピューターソフトの実力についても紹介します。

1、オセロ

最強レベルのものは、ほぼ誰も勝てないほどの強さを誇っています。

オセロは上記の通り6路盤までの解析が終わっており、8路盤においてもコンピューターオセロは人間の実力をはるかに凌いでいるようです。

2、チェス

コンピュータチェスでは既にスマートフォンソフトがグランドマスター相当

コンピューターチェスは、1997年にディープ・ブルーというコンピュータソフトが当時の世界チャンピオン・ガルリ・カスパロフ氏に勝ち越し、現在ではスマートフォン搭載のゲームですら人間のトップレベルにあります。
とはいえ、完全な解析にはまだまだ相当な時間がかかるようです。

3、将棋

現状、コンピュータ将棋ソフトはすさまじい勢いで進歩しており、もはやプロ棋士を凌駕しているのではないかとも言われています。

2013年、2014年と将棋のプロ棋士vs強豪コンピューター将棋ソフトの団体戦が行われ、2年連連続でコンピューター将棋側が勝ち越しています。
とはいえ、取った駒を再利用できる将棋はとても奥が深く、ゲームとしての寿命が尽きるのは遥か未来のことと考えられています。

4、囲碁

アマチュア段位者のレベル

コンピューター囲碁はまだアマチュアレベルであり、9路盤ですらプロ棋士に勝つことはできていません。
自由度の高い囲碁の解析はとても難しく、寿命が尽きることは今のところ想定できていません。
ちなみに現在完全に解析が終わっているのは5路盤までです。(本当の囲碁は19路盤である)

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3takuさん

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