就活:不安の表れ? オファーボックス利用者1万人突破

2015年01月29日

 新卒オファー型採用サービスのパイオニア「OfferBox(オファーボックス)」(運営・アイプラグ=大阪市淀川区)の、利用学生数(2016年3月卒業予定)が、1月で1万人を突破した。昨年同月比180%の登録数となっており学生間での「オファー型」という新しい就職スタイルの浸透がうかがえる。

 「オファーボックス」(http://offerbox.jp/)は、学生がサイトに自己PRを公開し、それを企業が見つけ選考へのオファーを送るサービス。会員登録企業は600社超。

 サービスを開始した14年卒の利用者は約4500人、15年卒で約5500人だった。利用者数の急激な伸びについて同社の中野智哉社長は「16年卒は就活日程が繰り下げられ、選考期間が短縮化することなどに対し、就活生の不安の表れもあるのでは」と分析している。【高橋望】

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