伊藤秀樹
2015年1月24日15時12分
スナック菓子「うまい棒」に仏像を彫った「うまい仏」を展示する「うまい仏~円空が眠るまち・岐阜県関市 現代アート展~」が23日、名古屋駅前の商業施設「ミッドランドスクエア」で始まった。25日まで。
生涯に12万体の木彫りの神仏像を彫ったとされる江戸前期の遊行僧、円空。ゆかりが深い関市が、現代アートを通して幅広い世代に興味を持ってもらおうと開いた。円空最後の作品を模した「うまい仏(歓喜天)」、「チーズ味」や「チキンカレー味」など18種のうまい棒を素材にした作品、煩悩の数である108に一つ足りない107体を並べた「百七体旨仏像(ひゃくななたいうまいぶつぞう)」の3点が展示されている。
制作者は、岐阜県多治見市出身の現代美術作家河地貢士(かわちこうし)さん(41)=東京都。河地さんはこの日、「百七体旨仏像」の108体目のうまい仏を制作して自ら食べるインスタレーションを行った。残り1本のところで食べることで、あえて完成させない。「作品そのものより、うまい棒に彫る行為自体を作品にした。いろんな想像や妄想、深読みをして楽しんで」という。
入場無料。24、25の両日は各日3回(午後1時、3時、5時)、来場者が参加できるうまい仏の制作体験ワークショップがある。無料で各回先着6人。(伊藤秀樹)
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