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マグロ大量死 ウイルスを検出1月20日 21時03分
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東京の葛西臨海水族園で、飼育しているマグロなどの魚が大量に死んでいる問題で、専門家が死んだ魚の検体を調べたところ、ウイルスが検出されたことが新たに分かりました。
ウイルスの種類はまだ特定できていないということで、水族園は大量死の原因かどうか詳しく調べることにしています。
江戸川区にある都立の葛西臨海水族園では、先月から今月にかけてドーナツ型の水槽で飼育していた回遊魚のクロマグロやハガツオなどが大量に死んでいて、去年11月の時点で190匹いた魚は20日現在で7匹にまで減っています。
水族園では死んだ魚を解剖したり、水質を調査したりしましたが、目立った異常が見つからなかったため大学や研究施設に依頼して原因を調べています。
そして、クロマグロやカツオの仲間であるスマの3つの検体を調べたところ、それぞれのひ臓からウイルスが検出されたことが新たに分かったということです。
このウイルスによって魚のひ臓の細胞に異常が見られるということですが、検出されたウイルスの種類はまだ特定できていないということです。
水族園は大学や研究施設を通してウイルスの特定を進め、ウイルスが大量死の原因かどうか、詳しく調べることにしています。