JR九州、筑肥線の新型305系電車を公開
2015年01月09日 10時44分
白を基調とした明るい車内。座席の柄は11種類あり、1号車は木のフローリングとなっている |
報道陣に公開されたJR筑肥線の通勤型電車「305系」。奥は在来線の「103系」=8日午前、唐津市西唐津のJR九州唐津車両センター |
JR九州は8日、福岡と唐津を結ぶ筑肥線で2月5日から運行を開始する新型車両「305系電車」を報道陣に公開した。一部車両を木のフローリングにして特別感を演出。押しボタン式開閉ドアを九州初採用するなど快適性を追求した。
豪華寝台列車「ななつ星in九州」を手がけた水戸岡鋭治氏がデザイン。6両編成で、唐津に向かう先頭の1号車は「ななつ星」の2号車と同じ木材を使ったフローリングに。
車内の冷暖房効果を高めるため、使うドアだけを乗客が開閉できるボタンを設置した。4カ国語で案内する大型液晶画面、車いすやベビーカースペースも配置。防音車輪や密閉式モーターなどを採用し、車内の静かさも向上した。
新型車両の導入は2000年の「303系」以来15年ぶり。3月までに計6本を順次投入する。JR九州の小林宰(おさむ)運輸部長は「日常と違った雰囲気で、通勤やちょっとした旅も楽しくなる。唐津へのおでかけを楽しんで」と呼び掛ける。
■31日に試乗会
新型車両「305系電車」の試乗会が31日、JR唐津-筑前前原駅間で開かれる。
午前10時50分ごろ唐津駅発と午後0時20分ごろ筑前前原駅発の2コース。いずれも片道で各200人を募集。出発駅までと降車駅からの交通費は自己負担。
申し込みは、はがきでJR九州唐津鉄道事業部(〒847-0875 唐津市西唐津1丁目6162-2)へ。1枚につき5人までで10日必着。問い合わせは電話0955(75)0382。