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木材パネル「CLT」 建築資材として使用へ
1月4日 14時24分

木材パネル「CLT」 建築資材として使用へ
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政府は海外で利用が広がっているビルや集合住宅などの建築にも使える木材パネルについて、強度などのデータを集めて安全性の検証を行い、およそ2年後に一般的な建築資材として使えるようにする方針です。

木材パネルの「CLT」は、木の板を縦横に交差するように重ね合わせて強度を高めたものです。
日本では個別に国の認定を受けないと建築資材として使えませんが、ヨーロッパでは9階建てのマンションに使われるなど建築資材として利用が広がっているということです。
CLTは鉄筋コンクリートと比べると工期を大幅に短縮できる特徴があり、建設現場の人手不足解消にも役立つ可能性があるとして建設会社や住宅メーカーから注目を集めています。
このため、農林水産省と国土交通省は連携して強度や耐火性のデータを集めて安全性の検証を行い、およそ2年後の平成28年度中をめどに一般的な建築資材として使えるようにする方針です。
CLTが普及すれば国内産の木材の利用拡大にもつながると期待されていて農林水産省では、国内での生産体制構築にも力を入れることにしています。

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