佳子さま:「頂いた仕事、大切に」 20歳の抱負

毎日新聞 2014年12月29日 05時00分(最終更新 12月29日 10時39分)

記者会見での秋篠宮家の次女佳子さま=東京・元赤坂の秋篠宮邸で2014年12月15日、代表撮影
記者会見での秋篠宮家の次女佳子さま=東京・元赤坂の秋篠宮邸で2014年12月15日、代表撮影

 秋篠宮ご夫妻の次女佳子さまが29日、20歳の誕生日を迎えられた。天皇、皇后両陛下の4人の孫のうち、成人となるのは長女眞子さま(23)に次いで2人目。佳子さまは誕生日に先立ち、赤坂御用地(東京都港区)の宮邸で記者会見し、「頂いた仕事を一つ一つ大切にしながら取り組んでいくべきだと考えております」と成年皇族としての抱負を語った。

 佳子さまは8月末に学習院大を中退し、来春に国際基督教大(ICU)に入学する。幼稚園から学習院に通った佳子さまは「限られた一つの環境しか経験できていないと感じることが多かった」「別の環境で学びたいという思いがあった」と退学の理由を明かし、英語教育の充実などからICUへの受験を決めたとした。

 秋篠宮さまについては「自分にはない考え方や発想を持っている」とし、紀子さまは「非常にやさしく前向きで明るい」。眞子さまに関しては「何でも話すことのできる頼りになる存在」と評し、弟の悠仁さまとは「けんかをしたり、一緒に遊んだりしている」などと述べた。自身の生活ぶりについては、幼い頃から絵を描いたり物を作ったりすることや体を動かしたりすることが好きだと明かした。

 また、結婚については現在は考えていないとした上で、理想の男性像は「一緒にいて落ち着ける方がいい」と述べた。【真鍋光之】