政府は18日夕、経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)を開き、足元の経済状況などについて議論した。民間議員は企業の賃上げ促進などを求めた。
民間議員は市場予想を大幅に下回った7~9月期の国内総生産(GDP)速報値を踏まえ、「経済の好循環拡大の最大のカギは、GDPの6割を占める消費の動向だ」と指摘した。その上で企業の収益改善に対応して「実質所得や可処分所得が増えていくという展望と消費者マインドの改善が必要だ」と強調した。
政府と経営者、労働界の代表による政労使会議の場でも、賃金の上昇へ向けた議論を進めるべきだと指摘した。賃上げにつながることが期待される法人実効税率の引き下げなども求めた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
安倍晋三、GDP