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停船命令無視の中国人船長逮捕 7人目11月18日 17時03分
18日午前、小笠原諸島沖の日本の排他的経済水域内を航行していた中国のサンゴ漁船が巡視船の停船命令を無視したとして、中国人船長が逮捕されました。
この周辺の海域で中国のサンゴ漁船の船長が逮捕されたのは、先月以降、これで7人目で、横浜海上保安部などが取締りを強化しています。
横浜海上保安部によりますと、18日午前8時ごろ、小笠原諸島の母島の東北東およそ43キロの日本の排他的経済水域内で、中国のサンゴ漁船が航行しているのを巡視船が見つけました。
巡視船が立ち入り検査のため停船命令を出しましたが漁船が無視したため、海上保安官が乗り移って停船させ、中国人船長の叶大才俤容疑者(61)を、漁業法違反の疑いで逮捕しました。
船内にはサンゴ漁に使う網などがありましたが、サンゴは見つかっていないということで、海上保安部は、ほかの乗組員13人からも事情を聴いて違法な操業をしていないか調べています。
小笠原諸島沖の日本の領海内や排他的経済水域内では、先月以降、中国のサンゴ漁船が違法に操業したり、停船命令を無視したりするケースが相次いでいて、船長が逮捕されたのはこれで7人目です。
横浜海上保安部などは、引き続き取締りを強化することにしています。