東海道新幹線:新横浜駅 停車車両の屋根で男感電し転落

毎日新聞 2014年11月15日 09時56分(最終更新 11月15日 13時10分)

男性がよじ上って感電した東海道新幹線下り最後尾車両=横浜市港北区のJR新横浜駅で2014年11月15日午前9時51分、本社ヘリから山本晋撮影
男性がよじ上って感電した東海道新幹線下り最後尾車両=横浜市港北区のJR新横浜駅で2014年11月15日午前9時51分、本社ヘリから山本晋撮影

 15日午前5時50分ごろ、横浜市港北区篠原町のJR新横浜駅から「客が(停車中の)東海道新幹線の屋根に登って感電した」と110番があった。登ったのは20代とみられる男性で、架線に触れて感電後、約3.5メートル下の線路に転落して病院に搬送されたが、意識はあるという。神奈川県警港北署が容体の回復を待って事情を聴くとしている。

 港北署とJR東海によれば、男性は同日午前5時40分ごろ、同駅下りホームに停車していた午前6時広島行きの始発「ひかり493号」の品川駅寄りの最後尾車両の屋根によじ登り、感電。転落した際、着ていた衣服が燃えていたが、駅員が消し止めた。

 ホームに取りつけられている防犯ビデオの解析などによると、男性は運転席のボンネットからよじ登ったとみられるという。

 この影響で品川−小田原駅間で停電し、両駅間の上下線で約1時間運転を見合わせ、後続に影響が出た。

 この影響で、同列車を含め上下線計109本が最大で86分遅れ、約9万7000人に影響が出た。【酒井雅浩】

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