ボコ・ハラム、女子生徒拉致のチボク地区を制圧 ナイジェリア
2014年11月15日 08:06 発信地:カノ/ナイジェリア
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【11月15日 AFP】今年4月に女子生徒276人が拉致され、現在も219人の行方が分かっていないナイジェリア北東部ボルノ(Borno)州のチボク(Chibok)が13日にイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」に制圧されたことが明らかになった。
娘とめいがボコ・ハラムにとらわれているイノック・マーク(Enoch Mark)牧師は、「チボクはボコ・ハラムに制圧された。彼らが支配している」と述べた。
マーク牧師とボルノ州南部選出のアリ・ヌドゥメ(Ali Ndume)上院議員によると、ボコ・ハラムは13日午後4時(日本時間14日午前0時)ごろチボクを襲撃し、住民は避難を余儀なくされた。ヌドゥメ氏は、現地では通信塔が破壊されて電話が使えなくなったため、チボクが制圧されたことを知るまで時間がかかったと述べた。
マーク牧師は、ボコ・ハラムはボルノ州に隣接するアダマワ(Adamawa)州の商業の中心地ムビ(Mubi)から追われた後、アダマワ州のホング(Hong)とゴムビ(Gombi)を制圧し、その勢いでチボク地区を攻撃してきたようだと述べた。 (c)AFP/Aminu ABUBAKAR