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東海道新幹線の屋根に男、架線触れ停電 新横浜駅停車中 一時運転見合わせ 男は全身やけどの重傷
15日午前5時40分ごろ、東海道新幹線の新横浜駅構内で停電が発生。品川-小田原駅間の上下線で運転を見合わせたが、午前7時5分ごろに再開した。
JR東海によると、新横浜駅の構内に停車中だった広島駅行きの始発列車「ひかり493号」の屋根に男性が登り、架線に触れて停電が発生した。この影響で、同区間の新幹線に最大約60分の遅れが生じた。
神奈川県警港北署や港北消防署などによると、男性はボンネットから屋根によじ登って感電し、全身をやけどする重傷を負った。男性はズボンにジャンパーを着ていたが、かばんなどは見つかっておらず、身元が確認できるようなものは持っていなかったという。
当時は6時発予定だった始発列車への乗客の乗車が始まっていたが、男性が柵を乗り越えた後によじ登ったとみられる。最後尾車両のボンネット部分の周囲に乗客はいなかった。
同駅の駅員から「停車中の新幹線の屋根に客が登って感電した」という110番通報を受け、駆けつけた救急隊員が男性に身元などをたずねると、男性は自分が25歳であることや名前を答えたという。
同署は、男性の回復を待って詳しい状況を調べる。