「NO MUSIC NO LIFE」

音楽と記憶には強い結びつきがあると思う。

例えば、「チキンライス」。ダウンタウンの松本人志が歌詩を書いて、それを槇原敬之プロデュースのもと浜田雅功が歌った歌で、クリスマスシーズンにはお馴染みの一曲だ。

僕はこの曲を聴くと鮮明に思い出す出来事がある。

あれは小学6年生くらいだっただろうか。保育園からずっと一緒だった幼馴染と、そのお母さんに連れられて彼の祖母の家がある宮崎県小林市まで車で行ったことがあった。そのときの用事の内容や、交わした会話、どんな気分だったかは覚えていない。でも、そのときの出来事は今でも覚えていて、「チキンライス」を聴くと毎年思い出すはのは決まってその情景だ。

他には、絢香の「三日月」もそう。

この曲が出た時は、MP3プレイヤーがそろそろ中学2年の自分でも買えるくらいの価格になっていた頃だった。僕も欲しくてたまらなかったので、なけなしのお金をはたいてヤマダ電機でSONYのMP3プレイヤー(NW-E507)を買った。たしか、8000円くらいで、容量は512MB。デザインもシュッとしてて、それまでMDしか持ってなかったのにパソコンで音楽を転送して聞けるという未来感にたまらなく高揚したのを覚えている。そのとき流行っていたのが絢香の「三日月」で、その曲をプレイヤーに入れて、中学の体育館で週一でやっているバスケの練習(「夜バス」って読んでた)に行っていた。

とまぁ、こんな感じで、思い出の曲とその当時の思い出ってのはかなり密接な関係があると思う。で、今日はなんでこんなことを書くかっていうと、まさにこの「音楽ライフ」をリアルタイムに、ウェブ上にログできるサービスを友人のごんしが作ってくれたからなんだよね。ローンチしてそろそろ1年くらい経つと思うんだけど、ちょっと紹介してみる。その名も「NO MUSIC NO LIFE」。どこぞのレコード屋のコピーをパクったとか、そういう野暮なことは今はいい。

NO MUSIC NO LIFE

ログイン画面。Facebookと紐付いてて、そこから連携する形でログインできる。

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で、ログインすると、自分がフォローしてる友人がログした楽曲のフィードが流れてくる。

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これが自分のダッシュボード。月別に追加された楽曲が表示されていく仕組み。パラパラ~ってめくるだけでも、「そういえばこれめっちゃ聞いてたな〜」ってちょっと懐かしい気持ちになれる。

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検索画面。キーワードを入力すると、それに沿った検索結果が出てくるので、任意でコメントして、ハートのマークで追加できるようになっている。

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追加の仕方としては、「いまこれ聴いてるなぁ〜」って曲を随時追加していくだけ。たったこれだけ。それすら面倒なら、「更新ボタン」を押せば、YouTubeの再生履歴から最近よく聞いている曲を自動で拾ってきてくれる。

使い方はこれだけ。

 

これは感覚的にはインスタグラムに似てると思う。

その都度アップしていって、友人と交流して、それはそれで面白いんだけど、このサービスの醍醐味はさらにその先にある。

継続して使い続けることで、どんどんどんどんログが残っていくので、その度に追加するのも楽しくなってくる。「この時期はこういう曲が多いな」とか、「これは一瞬で飽きたな」とか、残しておかないとすぐに忘れ去られる記憶をここに留めておいて、また聞きたくなったらクリックすればいい。じわじわ楽しさが伝わってくるタイプのサービスだ。

自分のお気に入りの音楽をそれらの時代と共に残しておける「NO MUSIC NO LIFE」、やってみると結構楽しいよこれ。

NO MUSIC NO LIFE

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