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オンライン大学講座 授業を体験11月13日 4時12分
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東京大学などがことしから無料で設けたインターネットの公開講座を利用している高校生たちが12日、都内の大学で実際の授業を体験しました。
大学や高校では「新たな学びの形として広げていきたい」と話しています。
授業が行われたのは東京・日野市の首都大学東京です。
ことし4月に設けられた大規模オンライン公開講座「JMOOC」を利用している都内の高校生10人が参加しました。
JMOOCは、東京大学や京都大学など国内の31の大学が参加していて、大学が配信する講座の中から好きなものを選んで誰でも無料で受講できます。
課題のレポートや教授などに質問するための掲示板もあり、およそ8万人が登録しているということです。
授業に参加した生徒たちの高校では先月、全員を利用者登録したということで、12日はインターネット上の地図に写真や動画などを添付して、デジタル資料を作る方法を学びました。
生徒たちは、あらかじめオンラインの講座で基礎的な知識を学んでいるとあって、積極的に意見を出し合っていました。
2年生の男子生徒は「オンライン講座はいろいろな大学の授業を気軽に見ることができるので、今後、進路を決めるときの参考になります」と話していました。
また、授業を行なった渡邉英徳准教授は「事前学習で共通の知識があるので、思った以上に議論が白熱していた。新たな学びの形として広げていきたい」と話していました。