青色LED:日亜、ノーベル賞・中村氏と面談拒否
毎日新聞 2014年11月04日 15時00分(最終更新 11月04日 15時30分)
青色発光ダイオード(LED)の開発でノーベル物理学賞の受賞が決まった米カリフォルニア大の中村修二教授(60)が、開発当時の勤務先で、発明の対価を巡って裁判で争った日亜化学工業(徳島県)と「関係改善を図りたい。社長と会いたい」と呼びかけたことについて、同社は4日、小川英治社長と中村氏の面談を拒否する方針を明らかにした。
◇貴重な時間、弊社などに費やすことなく…
同社は理由について、「中村教授は15年前に弊社を退職された方で、弊社は中村教授に何かをお願いするような考えは持っておりません。今回、弊社に対する深い感謝を公の場で述べておられ、それで十分。貴重な時間を弊社へのあいさつなどに費やすことなく、物理学に大きく貢献する成果を生みだされるよう祈っております」などと説明している。【千葉紀和】