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ウクライナ 停戦監視の無人機に砲撃
11月4日 9時48分

ウクライナ 停戦監視の無人機に砲撃
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OSCE=ヨーロッパ安全保障協力機構がウクライナ東部に導入した無人偵察機が、飛行中に多数の砲撃を受け、現地ではウクライナ政府と親ロシア派による停戦合意の形骸化が鮮明になっています。

これは、ウクライナ東部に停戦監視団を派遣しているOSCE=ヨーロッパ安全保障協力機構が3日、発表したものです。
それによりますと、現地の状況を上空から監視するため、OSCEが導入した無人偵察機のうちの1機が2日、マリウポリ近郊の上空およそ1500メートルを飛行していたところ、地対空ミサイルによる多数の砲撃を受けたということです。
しかし砲撃はすべて外れ、偵察機はおよそ45分後、無事に帰還しました。
当時の詳しい状況は明らかになっていませんが、OSCEを担当するアメリカのベア大使は「場所から判断すれば、親ロシア派による攻撃であることは明らかだ」と強く非難しています。
OSCEは、ことし9月の停戦合意が守られているか、現地で監視する役割を担っていますが、散発的に戦闘が続いているため安全に活動することができず、さらに2日には親ロシア派が独自の選挙を強行するなど、停戦合意の形骸化が鮮明になっています。

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