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九十九里浜にトド 水族館が保護へ11月4日 12時12分
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千葉県山武市の九十九里浜にトドが現れ、海岸には朝早くから一目見ようと大勢の人が集まっています。
トドはけがをしていて衰弱しているとみられることから、このあと水族館が保護することにしています。
千葉県山武市によりますと、トドは2日夕方、地元の人が市内の殿下海水浴場にいるのを見つけ市に連絡しました。
千葉県内の水族館の職員が確認したところ、トドはおとなのメスとみられ、背中と腹にけがをしているということです。
3日は浜辺や沖合を行ったり来たりしていたということですが、4日はほとんど浜辺から動かず、衰弱しているとみられることから水族館では4日昼すぎにもトドを保護することにしています。
トドは寒い海に生息し日本では北海道沖で見られるということですが、千葉の海岸で姿が確認されるのは珍しいということで、水族館では群れからはぐれてしまったのではないかと話しています。
浜辺には朝早くから近くの住民など大勢の人が集まり、写真を撮ったり「頑張れ」と声をかけたりして見守っていました。
近くに住む40代の女性は「打ち上げられたクジラはよく目にしますが、トドが浜辺にいるのを見たのは初めてです。早く保護してもらって、仲間の元に戻るか水族館で元気に暮らしてほしいです」と話していました。