まあ、こういう話を書くと色々と叩く人もいると思うんだけど、とりあえず書く。
ちなみに、結論はもう出ていて、離婚もしないし特に相手の男に一泡吹かせるわけでもないし、かと言って妻を問い詰めて反省させ、ラブラブな日々が訪れるわけでもない。
ただ淡々と、いつものように子どもたちと一緒に大変なこともあるけど仲良く平和な家庭の生活が続いていくだけだ。
キッチンにはハイライトとウイスキーグラス。どこにでもあるような家族の風景。
慣れっこではあるはずなんだけどどうも意外とダメージを食らっているらしく、思わず「妻の不倫」とかでググって気を紛らわせようとしている自分がいる。
だが、出てくるのは「浮気を発見しました。まずは証拠を押さえましょう」とか、「ホテルに乗り込んだほうが良いのでしょうか」的な問答のそびえ立つ剱岳のごとき小町、
もしくは「完全勝利で慰謝料がっぽりワロタwww」みたいなまとめサイトばっかりだ。
もし、そういう刺激と華のあるエンターテイメントを求められているのなら、この文にはたぶんそういうのは無いからここから先は読まなくていい。
だいたい、もうとっくに事実関係なんてわかってるし、そもそも妻は隠し事ができないし、隠すつもりも更々無い。スーパー妻マニアの俺からすると一瞬で一目瞭然だ。
現場に突撃して彼氏のほうにたっぷりクギも差したりもしてるが、バレバレで付き合いが継続しているだけだったりする。
お灸を据えたところで、それで妻の気持ちが俺に戻ってくるわけでも無い。
「不倫をしている」なんて一大事みたいに書いたけど、ぶっちゃけ「またか」ってなもんだ。
XX学園（2年ぶり出場、7回目）みたいなものだ。
彼女本人曰く、あんたはわかってないかもしれないけど、私は本当に誰かのことを好きにはなりづらいんだ、好きになったら特別なことなんだ、ってことなんだけど、知るか！（それ俺に言うか！？）っていうか、いや、実際にそういう闇深いところがあるのも全部（とは言えないか、たぶん9割くらい）知ってるから、まあそうかもなって騙されてもいい気もするんだけど、そんなこと俺に言われてもなあ。
まあ、どっちにしても最強レベルにケツの穴拡張工事ができている男だったら、大きな器の範疇でよしよしってできてしまう程度の話なのかもしれない。
わけがわからないっていう人もいるだろう。俺もわけがわからない。
お前が男としてだめじゃねーかっていう意見もあるだろう。俺もそう思う。
自分に酔ってるって？いや、酔うならもっと美味しいお酒にしたい。
※とりあえず安く酔っ払いたくて酒を買うにしても、イオンのPBのウイスキー（598円）はやめとけ。あれはウイスキーじゃない。
一方的に事実だけ書き出したらひどい話ばかりになってしまいそうなので、
一旦、俺のスタンスというか、気持ちを書く。
俺は、妻のことを愛している。何があっても大好きだ。
二葉亭四迷がI Love Youを私死んでもいいわと訳したというが、それもわかる気がするくらい。
彼女は俺の幼なじみだ。初めて出会ってからもう30年以上にもなる。
贔屓目なしで見ても、はっきり言って相当にかわいい。俺が言うのもなんだが、むしろ滅茶苦茶かわいい。
さすがに最近は歳相応な表現の方がいい気もしてきたけど、言い換えてもやっぱりかなり美人だ。
そして子どものころから今に至るまで、ずっと気立てが良くて、社交的で、みんなの人気者だった。
10代の頃はそれはもうすごかった。学校で、学校の外で、いつも男どもの行列ができていた。
そして、その後には屍の山もできていた。こう書くとある意味通り魔のようだけど、たいてい、突撃して自爆するのは男のほうだった。
俺は冷めていたので、いや本当はモテなかったので、そんな光景を「男ってバカだなー」とか思いながら見ていた。
彼女は男女問わずとても人付き合いが良かったし、世話好きだったし、モテた。
いや、それをモテるって言うのかどうかは今でもよくわからない。イケメンから嫌われ者までほとんど分け隔てなく屈託なく壁を作らず接するので、そこでコロっと行く奴がいっぱいいるらしい。
言葉は悪いけど、どちらかと言うと「押しに弱い」「脇が甘い」とか、「尻が軽い」っていうジャンルに分類したほうがわかりやすい気がする。
大人になってからも彼女のそういうところは変わらなかったけれど、そんな性格のせいでそれなりに人付き合いでボロボロになっていて、そんなところでモテない俺と付き合いだして、3年くらいで結婚した。
若かったから本当は人間の深みなんて何もわかってなかったのかもしれないけど、彼女のことは悪いこと含めて全部わかった上で、それを全部飲み込むつもりで結婚した。これから先に何が起こるかも、何か起こったとしても全部受け止めて守り切るつもりだった。今でも、これからもそうだ。結婚するまでも色々あったけど、まああれだ、「惣一郎さん、あなたもひっくるめて響子さんをもらいます」的な思い込みと勢いで全部それらも彼女の一部だと思うことができた。
こんなことここまで書いておいてなんなんだけど、不倫はともかくとして、彼女は妻としても、母親としてもかなりよく出来た女性だ。
子どもは二人、これまで何も手を抜くことなく熱心に育ててきた。自分のこと含め何か問題があっても、子どもにはそれの影響を与えない。素晴らしくお洒落だし、それにお金を掛けないし、料理もうまいし、相変わらず働き者で活動的だ。パーフェクトとは言えないけれど、確かに裏がなければ間違いなく人に羨ましがられる嫁さんではある。
子どもが小さい頃は専業主婦だったんだけど、最近俺の仕事の状況が良くなくて、妻も朝から晩まで目一杯働くようになった。
俺の仕事は俺の問題なんだけど、彼女は何一つ文句を言ったことがない。
でも、急に家計が苦しくなって、時間も無くなって、俺も仕事のことだけで大分追い込まれて余裕がなくなり、楽しい話もほとんどできなくなってしまったから、心の隙というか不満はあったはず。
それで今回の「XX年ぶりXX回目」だから、やりきれないというか、踏んだり蹴ったりというか、泣きっ面に蜂というか、ほんとね、正直きっついよね。生きろ。生きねば。 おちこんだりもしたけれど、わたしは元気とは言いがたい。
カッコいいとはこういうことさって言える男になりたい。
よく言われるんだけど、傍から見たらうちは素晴らしく仲良しな夫婦に見えるんだと思う。
実際家族仲がいいし、妻とは元々地元の友達だから友達のようにも付き合える。
夫婦共に学校のPTAや地域活動にも積極的に顔を出しているので、夫婦でかなり顔は知られている。
ただ、彼女は元も俺のことは友達としては見られるんだけど、男としては見られない、って言っているから、女性として好きになる一方の俺はちょっと寂しいんだけどね。
家はうちから徒歩1分、近所で働いている。普通に歩いてたって顔を合わす。
当然、子どももいれば相手の奥さんだっている。そして俺も妻も毎週のように地域の活動で学校に出入りしている。
今まで妻はそういうところは悪い意味でプロフェッショナルというか、実生活で実害を及ぼすようなことはしない嫌な賢さがある人だと思ってたんだけど、これはもう直撃ですわ。まさかそういう行動を繰り出すとは。
俺は全部知っているから陽の目を晒して一瞬で収束させることは簡単だし、そうなってしまうような人脈もある。
でも、それは俺自身含めて今の生活を全部破壊する自爆戦術なので、実行する意味が無いし、そんなことをしても妻の気持ちは戻ってこない。何より、妻と家族を守ることができない。
※なんで浮気してる妻を守るのかって？それでも愛してるからだよバカなんだよふざけんな恥ずかしい。
不倫を見抜くのなんてアホみたいに簡単だった。
なぜって、近所の繁華街に夜飲みに行って、朝の5時に濡れた髪で真新しいリネンの匂い満点で普通に帰って来たからだ。
世の男子諸君、ホテルでシャンプー使わなければ安心だとか思うな。あの独特な匂いはストーカーじゃなくったって一発だぞ。まあ、俺は見抜くほうだけどな。
相手はわかってたし、さすがにあまりに健全なる地域社会作り的観点でよろしくないし、何より俺の精神状態がよろしくなかったので、火事はボヤのうちに消火しようと考えたわけだ。
んで、その後二人とも参加してる集まりの場に手斧を持って乗り込んでいき、「汚物は消毒だー！！」とぶちかましたわけなんだけど、結果、なぜか俺のほうが「お前空気読め！」「どっしり構えて気づかないフリしてろ、小者か！」みたいな空気になって家に帰りづらくなっている。やりきれないからこれ書いてる。いまここ。
かなり前に俺も不倫していたことがある。一度だけだけど、妻の一回一回よりも拗らせた。
お前が駄目じゃないかって言われてもまあ、仕方ない。人間っていいな。
上に妻と結婚するまでのいきさつを書いたけれど、俺自身がある時まで、よく増田で叩かれているような
「人に興味が無くてモテないとか宣う他人or恋人の01スイッチしかない非モテ野郎」というか、今となっては自分の勢いばかりで人の気持ちを正しく理解できていない人間だった気がする。
まったく寂しいとか虚しいという感情を理解できなかったし、結婚した後、妻と趣味が合わなかったり共通の話題が少ないことを歯がゆく思ってひどい喧嘩ばかりしていた。
疲れ果てて、趣味や話題がとても合う女性と遊ぶようになった。楽しかった。
でも、楽しかった時は終わって、気づいてみたらさみしい人だった。
結局、俺は自分の妻が一番好きだった。
その時妻は、たぶんバレバレでわかってたんだろうし、今の俺と同じように苦しんでいたはずなのだけれど、ただの一言も何も言わなかったし、気づいているような素振りも見せなかった。普通に家事をやって、子どもと遊んで、週末一緒に出かけて、仕事帰りにいつもご飯を作って待って・・・たかどうかは怪しいけど、とにかく、一切何も責めず、いつもどおり生活していた。
だいぶ後で、「ああ、相手があんたを連れていってくれればあたしが楽だわって思ってただけだよ」とか憎まれ口を叩かれたことはあるけど、正直漢らしいいい女力がすごかった。惚れた。
結果、特に何事も無かったかのように家庭が壊れることもなく生活が維持できて、妻にはすごく感謝している。
でも、俺がオイタをしたことで直接的には何も無かったように見えたものの、失った信頼とか、ちょっとしたことが風が吹けば桶屋が儲かる的に次々とおかしな出来事につながり、最終的に人生に関わる大失敗に繋がってしまったので、今は本当に失敗だったと考えている。俺はたぶん二度と浮気はしない。
その後、妻の方もいくつかやらかして、その度になんとか必死で持ち直して、本来なくてもいいようなしょうもない困難を乗り越えていたら、気づいたら、俺は自分の妻のことが好きで好きでたまらなくなっていた。
おかしな話だけど、多分俺は人のことを本当に好きになったことが無かったらしく、どうやら、俺は妻に本当に恋をしてしまった。
趣味が合わないと思っていた話題について、改めて自分が持っていない素敵なものをもっているように見えて、この時は、人生で一番幸せな時間だなと感じていた。変な話だけど、家族の結束もとても強くなって、良い家庭になった。
元々妻のことは愛しているつもりでいたけど、この頃、これから先何があってもすべてを愛して、愛して、愛し切るしかないって考えるようになった。
きもい夫婦だなーと思う人がいるだろうけど、仕方ない、そうなんだもの。
んで、今こんな感じでまた妻の不倫っていうささやかな出来事でなんかグルグルしてるわけなんだけど、先日一発堂々とヒャッハーしてしまったのもあって、色々考えて、あとは全部片付くまで待っていることに決めた。
実際、俺の仕事のせいでひどく忙しい日々になってしまったのを文句ひとつ言わずに明るくこなしている彼女には、（男のことを抜きにすれば）感謝してもしきれない。
大切な子どもたちもいるし、地域ともつながっている。捨てられないものがあるから、どうしようか迷うことはできない。今の生活を守るしかない。
もうわかってしまっているものを信じるもへったくれも無いんだけど、毎日家事を手伝って、先に家に帰ったときはコーヒーを入れて、何事も無かったようにいい時が来るまで待っているしかないかなー、なんて思っている。
慣れっこなはずなんだけど、そんな都合良く痛みを回避するのは無理らしい。人生経験が足りないんだと思う。
上に書いたとおり、何があろうが俺は妻のことが好きになっていく一方なんだけど、彼女はだいぶ前からあなたのことは友達としては良いけど男とかそういう見方はできないと言われ、未だにそのままの評価なのがじわじわくる。
よく、「家族化」すると男女の関係は云々とか言うが、そういう問題でも無い（余談だけど彼女曰く、家族としても俺はイマイチらしい）。
男ならもっとしっかりしろとか、弱すぎだとかってのも考えるのだけども、自分の家庭の状況をみて決めたことだから、しっかり一家の主としてやるべきことをやっていくしかないね。
こんだけ長文を書くと、俺の思いの押し付けとか拘束が強くて奥さん息苦しいんじゃないの？って思われるかもしれないけど、うちは浮気がバレてもふつーにしていることが可能なくらいフリーダムですよ。やることさえやっていれば、かなり自由な環境のはず。逆にそれはいけないって怒られるくらい。
今日も、家で妻と一緒にテーブルに着き、二人でPTAで起こった出来事の問題点を話したり、笑ったりしながら、目の前前方1メートルの距離で妻は彼氏と一心不乱にLINEの交換をしている。
※俺は世の奥さん方がmixiかLINEを開いていたら男と浮気していると思っている（実経験則）。mixiとLINEは滅びろ。
何も言わないって決めたならグダグダ言うなよって？ああ、誰にも一人にもなんにも話してないよ。もう増田しかないんだよ、書かせてくれよ。
冷静に考えて、ちょっと大脳が壊れたメンヘルになりかかっている。xevra先生に倣って瞑想を始めてみたほうが良いのだろうか。
瞑想したい。迷走ならしている。
不倫はしてないけどわかるよ。 家族って浮気したから即終了みたいな簡単なもんじゃないよな。 解決策なんて求めてないんだろうけど、別居とか、旅行とか、１人の時間を作って...