【レビュー】iPhone 6をより高速に充電〜大容量バッテリーの新定番『Anker Astro E4 第2世代 13000mAh』

Anker Japan(アンカージャパン)から発売された、大容量モバイルバッテリー『Anker Astro E4 13000mAh』を購入してみました。

このバッテリーは、アマゾンのモバイルバッテリー・ベストセラーで1位をキープし続ける『Astro M3 13000mAh』の上位モデルにあたる製品です。

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主な特徴は次のとおり:

  • 13,000mAhの大容量 (iPhone 5sで6回分)
  • 合計最大出力 3.0A
  • 独自技術「PowerIQ」ポートを2つ搭載
  • プラグを折り畳める高出力ACアダプタ
  • 18ヶ月の長期保証

パッケージには、バッテリー本体・ACアダプタ・microUSBケーブル・メッシュ地のキャリングケース、が含まれています。

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サイズ・デザインは下位モデルの「M3」とほぼ同じで、カラーのみ白から黒へと変更されています。

深みのある黒に艶のある表面で、「ピアノブラック」と呼ぶのでしょうか。

ホワイトよりも上質に見える一方で、指紋が目立つというデメリットもあり、評価が別れるところかもしれません。

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電源ボタンは本体上部のインジケーター横から側面へと移動し、サイズも大きくなってより押しやすくなっています。

本体からの出っ張りはほとんどなく、誤操作の心配はなさそうです。

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本体の充電は、付属のACアダプタとmicroUSBケーブルで行います。

プラグが折りたたみ式になり携帯性が向上。6〜7時間でバッテリーをフル充電できます。

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下位モデルとなった「M3」との最大の違いは、Ankerの独自技術「PowerIQ」に対応したことです。

充電するデバイスを見分けて最速で充電してくれるという技術で、iPodからiPhoneやiPad、さらにはAndroid端末まで、ポートの出力を気にすることなく挿しておくだけでOK。

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Ankerの説明によると、デバイスの種類によって出力を自動で変更し、0.05.A〜3.0Aまで対応するとのこと。

iPhone 6と6 Plusに付属している純正アダプタは1.0Aの出力ですが、実際にはそれ以上のアンペアで高速充電できることが知られています。

試してみると、iPhone 6 Plusの場合で最大1.7A付近まで上昇するようです。

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Apple純正のアダプタ(1.0A)とPowerIQ対応の「E4」で、iPhone 6・6 Plusを充電した際の時間を計測してみました。

下のグラフは、完全に放電した状態から100%までの時間を比較したものです。

iPhone 6で約25分の短縮、iPhone 6 Plusでは約40分短縮されるという結果になりました。

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アマゾンのモバイルバッテリー部門のランキング上位3位を比較してみました(価格・順位は記事掲載時)。

大容量バッテリー比較
Anker Astro E4 Anker Astro M3 cheero Energy Plus
容量 (mAh) 13,000 13,000 12,000
出力ポート 最大3.0 X 2 2.1A, 1.0A 2.1A, 1.0A
PowerIQ N/A
合計最大出力 3.0A 2.1A 3.1A
LEDライト
サイズ (mm) 150 x 62 x 22 147 x 62 x 22 152 x 70 x 16
重さ (g) 296 291 275
ACアダプタ
保証期間 18ヶ月 18ヶ月 6ヶ月
価格 (税・送料込) 3,580円 3,480円 3,380円
ランキング 2位 1位 3位

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20万台以上の販売実績がある「M3」は引き続き販売され、この「E4」はその上位モデルという位置付けとなっています。

しかしながら、大幅な改良が行われている割に価格が100円しか違わず、「M3」を選択するメリットは無いに等しく、「E4」が事実上の後継モデルとなります。

今後は「E4」が新定番となることは間違いなく、これから大容量バッテリーを購入する方、または買替えを検討している方にお勧めします。