東京電力は18日までに、福島第1原子力発電所1、2号機海側の護岸にある観測用井戸の地下水から、放射性セシウムが1リットル当たり26万4千ベクレルの濃度で検出されたと発表した。護岸の井戸では15日に採取した水の25万4千ベクレルを上回り、過去最高値を更新した。
地下水は16日に採取された。13日の採取分以降、最高値の更新が続いている。この井戸は原発事故の直後に高濃度汚染水が漏れたトレンチ(電源ケーブルなどが通る地下道)の近くにあり、東電は台風18、19号の降雨の影響で汚染水が拡散したとみている。〔共同〕
東京電力、セシウム最高値、福島第1原子力発電所