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米 大統領警護担当のトップが引責辞任10月2日 9時41分
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アメリカの首都ワシントンのホワイトハウスに刃物を持った男が侵入するなどし、警備の在り方に批判が強まっていることを受けて、大統領の警護を担当するシークレットサービスのトップ、ピアソン長官が責任を取って辞任しました。
ホワイトハウスでは先月19日、刃物を持った男が侵入し、警護を担当するシークレットサービスは当初、男を玄関の中で取り押さえたと説明していましたが、大統領が演説などを行う奥の部屋まで侵入していたことが分かりました。さらに、3年前にはホワイトハウスの壁などに銃弾が撃ち込まれたことに3日以上気付いていなかったことも明らかになり、警備の在り方に批判が強まっています。
これを受けて、シークレットサービスのトップ、ピアソン長官は1日、責任を取って辞任しました。ピアソン長官は、前日の議会下院の公聴会で、「警備が適切でなかったのは明らかだ」と述べて謝罪していました。
これについてホワイトハウスのアーネスト報道官は記者会見で、「ここ数日、シークレットサービスの仕事ぶりに疑問が呈されるのを見て、オバマ大統領も新たなリーダーが必要だと判断した」と述べました。
今回の事件を受けてアメリカ政府は、専門家らによる委員会を設けて検証を行うなどして、ホワイトハウスの警備態勢を見直すことにしています。
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