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ウイルス感染で対策ソフトが動かない
10月2日 16時31分

被害額が過去最悪となっているインターネットバンキングの不正送金について、手口として使われるコンピューターウイルスを複数の情報セキュリティー企業が分析したところ、感染するとウイルス対策ソフトを正常に動かないようにするものがあることが分かりました。

インターネットバンキングの不正送金は口座に入っている金をインターネットを通じて勝手に別の口座に振り込んでだまし取るもので、警察庁の発表によりますと、ことしの被害額は6月までの半年間だけで18億5000万円余りとすでに過去最悪になっています。
手口の多くは被害者のパソコンにコンピューターウイルスを送り込んで、振り込みに使うパスワードなどを盗み出したりするものです。
こうしたウイルスを複数の情報セキュリティー企業が分析したところ、感染すると30種類以上のウイルス対策ソフトを正常に動かないようにするほか、対策ソフトを使うよう促す金融機関のホームページを表示できなくするものがあることが分かりました。
対策ソフトが動かなくなると、ウイルスを削除することが難しくなってしまうため、情報セキュリティー企業は感染しないように一層注意する必要があるとしています。
これらのウイルスは古いバージョンのソフトウエアの欠陥を悪用して感染しようとするため、情報セキュリティー企業はパソコンに入っているソフトウエアを最新版にアップデートするよう呼びかけています。

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