企画・解説
太陽光発電コスト、30年に1kWh当たり7円−火力発電並み、NEDOが開発戦略
掲載日 2014年10月01日
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は30日、太陽光発電の発電コストを2030年に1キロワット時当たり7円とする「太陽光発電開発戦略」を策定したと発表した。現在の約3分の1のコストとなり、天然ガスなどの火力発電並みだ。発電効率向上や製造コスト低減、新材料開発などを通じ、実現していく。
NEDOの土屋宗彦理事は「(太陽光発電が)補助金に頼らなくても、自立的に普及する社会を目指していく」としている。
この実現に向け、高効率太陽電池や有機薄膜太陽電池など、通常の技術開発だけでなく、発電コストの引き下げも重視。セルやモジュールの効率的な製造技術開発を推進する。また太陽光発電のすそ野を広げるため、建物の壁面や水上、傾斜地など利用していなかった場所でも使用できるように技術開発する。
目標では、20年に発電コストが業務用電力並みの1キロワット時当たり14円、30年に7円と設定している。またエネルギー変換効率は現在の16%に対し、20年に22%、30年に25%以上に向上させる。
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