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日銀短観、大企業製造業DIが2四半期ぶり改善:識者はこうみる

2014年 10月 1日 12:06 JST
 
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[東京 1日 ロイター] - 日銀が1日発表した9月全国企業短期経済観測調査(短観)では大企業製造業の業況判断DIがプラス13となり、2四半期ぶりに改善した。同非製造業はプラス13で、2四半期連続で悪化した。市場関係者の見方は以下の通り。

●ポジティブサプライズ、増税後の反動減から脱出

<SMBC日興証券 チーフエコノミスト 牧野 潤一氏>

大企業・製造業DIは市場予想に反し改善し、ポジティブサプライズだ。消費増税後の反動減から脱する動きとなった。

輸入物価や人件費などコスト高を懸念する声はあるが、価格マージンは改善傾向にあり価格転嫁にも大きな問題はない。さらに、想定外の円安で経常利益も上振れするとみられ、2014年度はプラス4%程度の増益となりそうだ。また企業の業況感が低迷するなかでも雇用不足感は強まっており、雇用者所得の増加を通じた内需の自律的回復が期待できる。

日銀の強気な景況感は変わらないとみられるが、物価下振れに応じて12月にも追加金融緩和が実施されると予想している。

●輸出株に買い意欲向かい安心感広がる

<岩井コスモ証券・投資調査部副部長 有沢正一氏>   続く...

 
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大企業景況感が改善:こうみる

9月日銀短観で、大企業製造業の業況判断DIが2四半期ぶりに改善。市場関係者からはポジティブサプライズとの声も。
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 10月1日、日銀が発表した9月全国企業短期経済観測調査(短観)では大企業製造業の業況判断DIがプラス13となり、2四半期ぶりに改善した。写真は東京のJRの駅。9月撮影(2014年 ロイタ/Yuya Shino)

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