2014.9.29 05:02

「自分は幸せ」ロッテ・里崎、涙の引退試合「1番」で2三振

紙吹雪が舞う中、里崎は手を振ってファンに別れを告げた(撮影・戸加里真司)

紙吹雪が舞う中、里崎は手を振ってファンに別れを告げた(撮影・戸加里真司)【拡大】

 ロッテ・里崎智也捕手(38)が28日、オリックス最終戦(QVCマリン)に「1番・DH」で先発出場。2打席とも三振で16年間の現役生活にピリオドを打った。

 QVCマリンの観衆は満員札止めの観衆3万76人。伊東監督は「花道を飾らせたい」と1番で起用した。そこには史上10人目、捕手では初となる「全打順本塁打」の記録を達成させたい思いも込められた。

 「8歳の秋(小学3年)から野球を始めてちょうど30年。打順は『1番』でした。最後もまた『1番』で終わるというのも何かの因縁。多くのファンの前で野球人生を終えることができる自分は幸せだと思います」

 試合後、涙の引退セレモニーではチームメートの胴上げで5度宙に舞い、さらには屋外の特設ステージでSMAPのヒット曲「ありがとう」など3曲を熱唱。里崎は最後まで『幕張のレジェンド』を貫いた。 (西村浩一)

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(紙面から)